奥村 博美
京都亀岡にて作陶
奥村さんの作品は年代別に変化して行って
何時ごろの作品か分かり易いです
この作品は比較的に最近でタイトルの皺襞膚は
シュウヘキフと読むそうですが字の通りに土を
寄せて皺を作り形を作っていきます
山元 義宣
滋賀県草津市 淡海陶芸研究所にて作陶
立命館大学草津キャンパス前の道路工事中に
見つけた土を貰って焼いたのがこの盃です
発色が気に入り他に徳利等数点買いました
土も貰った分が無くなった時点でこの一連の作品
も終了しました
草津焼きは江戸時代に草津で焼かれていましたが
どんな焼き物かはわかっていないそうです
現在は鉄分を含んだ陶土に藁灰釉を掛け 下絵に
草花文を描いて焼いているそうです
隠崎 隆一
瀬戸内市長船にて作陶
備前で異端児と言われ地元での作陶展はなかなか
開かれず数年前に岡山の某百貨店で里帰り展が
開かれた時は大変な人気で開店前から沢山の人が
並んでいました
その中にエレベーターとエスカレーターに分かれた
私達もいましたが余りの熱気に圧倒され
結局その日は何も買わずに帰りました
(一度は手にしたプライスカードを湯のみ5個組み
を一個の値段と勘違いした大蔵省が手放して
買えませんでしたが今となっては一個づつ買う
楽しみが残って良かったと思っています)
このぐい呑はお気に入りの一つで良く見ると洋画家
の織田広喜の描く女性の顔に見えて此れを選んで
コレクションに・・・・
坂本 祐作
知る人ぞ知る唐津の土屋さんです
以前に某ギャラリーで坂本さんの湯のみをわけていただいて
興味がありましたが大阪で開催するとの事で行って来ました
採取した土を確認する為に自分で小品を焼いて
居られたのですが今回一同に集めて作陶展です
発掘された種々の古唐津の陶片や色々の土で焼かれた作陶展
でしたのでいつもと違う楽しめ方が出来ました
テストピース的な作陶展とのことでしたがなかなかどうして
長年焼かれていますので流石の出来でした
内村 慎太郎
福岡県前原市にて窯を築く
前回大阪で出品来阪されたときには都合でお会い
出来なかったのですが今回やっとお会いできました
想像していたよりも気さくな好青年で作品共々いっそう
ファンになりました(メールや手紙のやり取りだけでしたが
人柄がしのばれる自筆のお手紙に感服していました)
最近の柿の蔕は窯変が多くなり以前と変わりましたねとお尋ね
しましたら 何時までも模倣ではなく自分の柿の蔕を模索して
いますとの事でした
窯変は取れる場所が決まっていて数が取れないとの事です
今回は梶原靖元さんと同時にお話が聞けて大変素晴らしい一日
でした
梶原 靖元
佐賀県唐津市にて作陶
瀬戸唐津 私にとっては聞きなれない言葉です
昔に瀬戸焼きに唐津が混じっていて区別するために
付いた名前だそうです
名前の通りに瀬戸焼に近い焼けだそうです
梶原さんは灰釉にもこだわりが有り灰は自分で作った
無農薬の稗の灰しか使用しないそうです
永末 隆平
福岡生まれ 備前陶に惹かれ 山本陶秀 雄一
親子に師事 半地下式穴窯で独立作陶
備前では食器の第一人者だそうです
この作品は百趣百盃展で購入したものですが
これは盃ですか?との問いに店主曰く百盃展に
出品して下さいと頼んで送って来た物ですから
盃でしょうとの事で 多分焼酎盃のつもりでしょう
と言う事で落ち着きました
岡本 作礼
佐賀県唐津市にて作陶
岡本さんの井戸ぐい呑は持っていましたが
他の方も含めて斑唐津を買ったのはこの
ぐい呑みが初めてです
この時には朝鮮唐津も手元にありませんでした
何故か今でも数が少ないのですが・・・
使い込んだ古唐津は大変好きなのですが青々しい
斑唐津を育てる気の長い気持ちが今の私にには
希薄なので、これは使い込んだら育ちますよと
勧められてもなかなかその気になることが少ない
今日この頃です