サンドブラスト工房 DOLIS dog:rock
頂いた栞の名前で検索しました中から作品紹介文を抜粋をしています
江戸切子にも使用されている日本の伝統工芸素材「色被せガラス」に
サンドブラスト彫刻をほどこしております。
源氏物語の「幻」の帖にインスパイアされて、一夜しか咲かないと言われることから幻の花の名を持つ「月下美人」の大輪の花をガラスに閉じ込めました。
月の光に美しく照らされ、その甘い香りが玄幽を誘う美しい花。
「大空をかよふまぼろし夢にだに見えこぬ魂の行く方たづねよ」
光源氏が紫の上を想って歌った和歌。
とても美しく想いの強さを感じさせてくれます。」
月下美人は白い花ですが、お話しになぞらえて紫で仕上げています。
サンドブラスト独特の色のグラデーションをつけながら彫刻していく「ぼかし彫り」という方法で月下美人の儚くも美しい姿を表現してあります。
グラスの底には源氏香図の「幻」を刻んでいます。
(8×H10.5)