秋谷 昌央
埼玉に生まれる、伊勢崎淳氏に10年師事
2008年備前に独立築窯、2009年初窯
最近になってよく名前を見るようになりました、それもそのはず
独立して今年が初窯です
初窯作品はどれを見ても素晴らしい出来で
これから人気が出る事は間違いないと思います
(8×H4.3)
大澤 恒夫
秋田生まれ、古備前に魅せられ備前へ、現在和気郡にて作陶
現代の古備前を目指していた大澤さんに何があったのか唐津を発表
この唐津も作者の名前を言わなければ多分誰の作品なのかわからないと
思います
アルツハイマー気味の私は一瞬自分で買ったこの唐津が誰か思い出せなくて
備前焼きの大澤さんと結びつけるのに少し時間がかかりました
(5.7×H5.2)
市野 雅彦
兵庫県篠山市出身、父の信水氏に師事、現在の信水は兄で二代目
丹波立杭に大雅窯を構え作陶
丹波焼の新たな形を追及し現代的な丹波焼を発表
各地で活躍
独自の線紋器は有名
(7.6×H3.7)
フクロウは市野さんと関係ありません
水谷 渉
愛知県生まれ、九州各地で修業、鯉江良二氏に師事
岐阜県飛騨で穴窯にて焼成
数年前の志野が100点出品された時のぐい呑みです
この時が水谷さんとの初めての出会いで寡黙な青年と言う
印象でした
このぐい呑みはまるで湯呑位の大きさがあります、これが特別に
大きいと言う訳ではなく、この時のぐい呑みは殆どこれ位の大きさ
で豪快なぐい呑みと茶碗のオンパレードでした
(9.1×H5.9)
中島 強太
愛媛県東温市にて陶芸教室(強太窯)を開く
砥部焼伝統産業会館で同じ型の作品を見てひかれていたのですが
色々と彩色を変えてあり、無地のもありましたがもう一歩気分が乗らず
スルーをしていたら砥部焼観光センターでこの同型の作品を発見!
磁器の素地に透かし彫りをして釉薬を掛ける蛍手の技法は古くから
有りますが、なまめかしい姿(私だけ?)に速攻にレジへ・・・
砥部での若手作家さんの作品を探しに行った旅には少しだけ満足・・
まだまだ見ていない作家さんも沢山居られる事と思います
次の楽しみに・・・
(7.5×H13)
多久 守
岡山県御津郡に半地下式穴窯を築窯
紐づくりで成形された器には味わいがあります
多久守さんの値段のつけ方は自分でも買える値段(これがこの値段なら買おう)そして流通する値段を付けているそうです
作家さんの中には何故こんなに高いの?と疑う方も居られる中
非常に良心的な値段の付け方で好感が持てます
(6.8×H5)
坂本 明三郎(めいさぶろう)
愛媛県伊予郡砥部町にて土造窯を開窯
砥部焼伝統産業会館でインパクトのある焼き物に出会いました
坂本明三郎さんのこのカップです
工房の場所を尋ねていたら偶然にも今 商品を持って来て居られる
との事で、ご本人に会いお話を聞くことができました
何を作るのかを考えるのが楽しいとおっしゃる坂本さんの作品は
ユーモアあふれる造形で一杯です
砥部焼の梯子でお腹がいっぱいになっていた私にはアッサリとした(?)
デザートのようでした
(7.7×H11)
久郷 剛司
札幌生まれ、高校卒業後に金重利陶苑に入苑、金重利右衛門に師事
独立し現在は備前市にて作陶
一見して久郷作品とわかる作品をめざしているそうですが
この作品もその内のひとつだと思います
(6.7×H5.5)
若尾 経
岐阜県多治見市に若尾利貞の長男として生まれる
若尾さんの象牙瓷、多分今まで誰も出しえなかった釉調だと思います
ベンガラによる貫入と段を持たせた口縁部に碁笥底の高台
青磁や米色磁に混じっての象牙瓷はまた落ち着いた味わいがあります
(5.8×H5.9)