演奏がウマいんだから、いい人に決まってる！？

バイオリニストの高嶋ちさ子が、東京新聞に「家庭のルールを守らなかった息子のゲーム機を破壊した」と載せたことに対して、非難が集まっている。

破壊したゲーム機をわざわざ写真に撮り、それをまたわざわざ新聞のコラムに掲載するあたり、この女のヒステリックさがにじみ出ている。

だって、こんなの自慢することじゃないし・・・

と思っていたけど、やっぱり擁護する連中が出てきた。

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1607697.html


擁護しているのは、同じバイオリニストの葉加瀬太郎。

その内容は「ゲーム機を壊したことの要否はいい。でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違いだ」ということらしい。

なぜかと言うと・・・

「あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人がいるわけがないから」

・・・だって。

何だろうねえ。

「動物好きに悪いひとはいない」とかよく言うけど、（「犬」バージョンや「猫」バージョンもあり）こういうことが平気で言える人の気持ちがよくわからない。

それと同じように、今度は「音楽の好きな人に悪い人はいい」ですか。

でも「音楽嫌い」なんて人、あんまり聞いたことがないけど・・・

だとしたら、世の中「いい人だらけ」ということになるけど、彼が言っているのは「純粋で美しい音色を奏でることができるから、彼女はいい人」ということだ。

つまり、このおっさんは、「お前らのような素人と違って、コンサートを開けるような優秀な音楽家は、いい人ばかりなんだよ！」と言っているように聞こえる。

そうすると、ハデなビジュアルで、卑猥で下品な言葉を吐きながら、時には楽器をぶっ壊したりするミュージシャンは、ダメなわけですな？

でも、あれだけいい曲を書いたモーツァルトやベートーベンなんて（特にベートーベンは演奏の方もすばらしかったらしい）かなりの性格破綻者だと思うけど、ああいうのも「いい人」の範疇に入っちゃうのかねえ。

楽器の演奏がうまい（芸術全般にも言えるけど）からと言って、本人の性格とはまったく関係がないことは、別に考えなくてもわかること。

同業者を擁護したいのはわかるけど、その擁護のしかたが、いかにもな考え方なので、「だから、ゲイジュツカって・・・」と思われるんじゃないの？


少なくとも、この女が「普通じゃない」というのは、本人のツイッターでも窺い知れる。

＜「子供の日記や宿題を破ったり、運動会でキレまくった」話＞
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1872278.html


＜「九九の間違いを叱りすぎて、７の段になると子供が過呼吸になってしまう」話＞
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1872358.html



テレビなどで話をしているのを聞いていても、どう見たって気の強い女だし、だからと言って「こいつの演奏がどうのこうの」とは当然思わない。

だって、関係ないもの。


例えば、あんなにすばらしい才能があって、何だかんだ言っても相応の実績を残した清原なんて、どう言えばいいの？

「いやいや、ゲイジュツカと頭ん中筋肉野郎と一緒にされては困ります」ってか？

何か音楽をやるヤツって、こういう輩が多いような気がする。

「私たちは、あなたたちと違うんです！」みたいな感じ。

なおかつ絵を描くヤツとかになると、もう・・・