うんうんとうなづくばかりひなたぼこ 眠兎
けふからは寅さんもどき梅擬 魁仙
秋高し女ばかりの春画展 ぴのこ
手のひらに泡立つしゃぼん冬に入る 樹里
寝姿のままの天気図冬に入る らっこ
掃き寄せし中に木の実の五つ六つ ミーコ
母の忌のことに揺れゐる秋桜 みどり
立読みの肩のぶつかり冬ぬくし ラスカル
その枝に桜紅葉の最後の葉 猫髭
立冬や混ぜて七味の香りたつ アネモネ
ミシン目の太き鞄や冬帽子 とき
陳列台低き魚屋冬に入る むめこ
被災地に通ふダンプや柿花火 しぐれ
柿落葉添へて山家の昼御膳 ヘアウエイ
冬日向猫紅の毛氈に 陶子
小六月旗振って呼ぶ渡し舟 春生
碧落へ消えゆく尾翼十月尽 侘助
木の梯子十一月の風の掛け かげお
銀杏の木の下に立つ守衛官 菊子
冬近き湯気の向うに夫の笑み てまり
ことなげに命ほどかれ菊人形 灌木
小春好日祖谷までの翼欲し 涼
流星群雲が隠してしまいけり 遊起
4~5日のしりとり俳句から拾った。
結社もまちまち、俳句歴もまちまち、どこのどなたか分からない面白さ。
同じ結社の人がいたりして。。。。
自分も使ったことの無い理解できぬ 季語 を出題する人がいる。実力からこの人は作れないのにかっこしているなと、推し量ることができる。もう廃れてしまい、死後になりかけた 季語なのである。自分は作れないのにと、思いつつ見ていると、それを難なく、こともなげに繋ぐベテランさん。
その、背伸びしている人が、列記した今日の句の中で選をすれば、私は特選に採るいい句を作っている。
だから、俳句は面白い。
けふからは寅さんもどき梅擬 魁仙
秋高し女ばかりの春画展 ぴのこ
手のひらに泡立つしゃぼん冬に入る 樹里
寝姿のままの天気図冬に入る らっこ
掃き寄せし中に木の実の五つ六つ ミーコ
母の忌のことに揺れゐる秋桜 みどり
立読みの肩のぶつかり冬ぬくし ラスカル
その枝に桜紅葉の最後の葉 猫髭
立冬や混ぜて七味の香りたつ アネモネ
ミシン目の太き鞄や冬帽子 とき
陳列台低き魚屋冬に入る むめこ
被災地に通ふダンプや柿花火 しぐれ
柿落葉添へて山家の昼御膳 ヘアウエイ
冬日向猫紅の毛氈に 陶子
小六月旗振って呼ぶ渡し舟 春生
碧落へ消えゆく尾翼十月尽 侘助
木の梯子十一月の風の掛け かげお
銀杏の木の下に立つ守衛官 菊子
冬近き湯気の向うに夫の笑み てまり
ことなげに命ほどかれ菊人形 灌木
小春好日祖谷までの翼欲し 涼
流星群雲が隠してしまいけり 遊起
4~5日のしりとり俳句から拾った。
結社もまちまち、俳句歴もまちまち、どこのどなたか分からない面白さ。
同じ結社の人がいたりして。。。。
自分も使ったことの無い理解できぬ 季語 を出題する人がいる。実力からこの人は作れないのにかっこしているなと、推し量ることができる。もう廃れてしまい、死後になりかけた 季語なのである。自分は作れないのにと、思いつつ見ていると、それを難なく、こともなげに繋ぐベテランさん。
その、背伸びしている人が、列記した今日の句の中で選をすれば、私は特選に採るいい句を作っている。
だから、俳句は面白い。