老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

一枚仕立てのコート

2015-11-06 09:38:54 | 俳句
        ☆   浮かみ出て雲も遊ぶや小六月   川崎展宏

        ☆   匙その他漬けしままなり木の実降る   川崎展宏

        ☆   残菊を括りあげたるよい天気    川崎展宏

展宏さんの句は大好きである。何のてらいもなく、日常生活を詠んでいる。すっと心に沁み込んでくる。
句によっては、ペーソスにあふれ、しみじみ人生を感じさせられる。
自分もこんな句が作りたいと思うが、なんのなんの、作れない。真似をやっている内に、近づけるかもと、思うが、浅はかである。心の底から、生まれた句でないと、真実は伝わらないと、解っている。



ちょとした買物でもセーターだけでは、出かけられない。
胸が、山羊さんみたい。お尻が河馬さんみたい。繋げるとずん胴のさて何だろうか?
ウエストとお尻を隠さないことには、、、、さっと、はおれるコートが重宝である。少し地味と思いつつ、離せない代物である。



      おもいたちおはぎをつくる菊日和

      石仏の身の丈ほどや吾亦紅

      天眼鏡いつも身ほとり冬近し
コメント
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