老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

当たり前のこと

2015-11-18 09:31:35 | 俳句
     🌹     心技体整えてをり牡丹の芽    

私の句だからなんとも言えぬ。牡丹は花の女王といわれている。芽が力強く、春になれば、開かんとしている様に、そんな気がして詠んだ。二〇年もっと前になる。



昨日の白鵬の相撲は何というていたらく。
夫が相撲が好きで良く観ているから、私も一緒に観ている。
横綱は、ただに勝てばいいのではないと思っている。受け止めて勝たなければならない。
先場所の、鶴竜しかり、横綱がやる、目くらまし作戦は品が無い。
白鵬が心技体を備えているのは、あたりまえのこと。横綱なのだから。
優勝回数は新記録をうち立てているし。昨日の相撲は押しも押されぬ大横綱が使う、技ではないと思う。勝ち方がえげつない。
昨今は、ボロボロと品格が疑われる言葉も発し出した。(ファンも多いから、ここまで)
しかし、後味の悪い、勝ち方だったと思う。
私は 勢 が美男子だから、好きだ。それと 遠藤 。ミーハーなのだ。



    ☆   けさ冬や鯵のひらきに皃ふたつ   長谷川櫂

皃は顔のこと。「鯵のひらきに皃ふたつ」は当たり前の事柄であるが、誰しもが忘れている。「当たり前」でもある。忘れられている「当たり前」、俳句はそれが大切である。
ネット俳句会 「大呂」より。

私は、この当り前のことを俳句にできないから、日々悩んで悪戦苦闘している。


     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする