老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

今年のお花見    ❸

2017-04-09 12:07:03 | 俳句
   

屋島は「島」じゃないのと言った友人がいた。
源平の合戦で歴史的に有名な屋島も興味の無い人は単なる「島」と思っていたらしい。
今も多くの橋で繋がれているが、住んでいるものは、「島」という感覚は無い。

普通には、高松市の東北に位置する南北に長い台形の山を屋島と呼び、その周辺に広がっている平野部?を屋島と言って町並みが形成されている。

屋島の西側に屋島西町、東側が屋島東町。
我が家が住もうか?帰ろうか?と迷っているのが、屋島中町。

       

その屋島東町にある、成田山聖代寺が土地の人なら知っている桜の名所である。
境内には そめいよしの が100本ほどある。
三日前に、ここを10年ぶりにたずねた。
境内には花莚が幾枚も敷かれ花の宴が始まっている。
今年は花の開くのが遅い。ここも未だ三分咲きである。
それでも、皆さんお酒に花に酔って春を楽しんでいる。

       

寺の裏に行くと 桃畑が広がっている。
白い杏の花も満開である。
写真には写っていないが、屋島山頂への有料道路があり通行の車の音がすぐ傍に聞こえる。
山頂へは、ケーブルカーが10年前まではあったが、車社会になり採算がとれなくなって廃止となった。
山頂にあるお四国札所の屋島寺への参拝も車で行く人が多い。

   

平年ならば、桃と桜と杏が一緒に咲いて見事な景であると、古老が言っている。
今年は桜が遅くてと残念がっていた。

今日あたりは桜も満開。
日曜日で青空は見えないがお花見日和で賑わっているであろう。


「しりとり俳句コーナー」

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