老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

先が思いやられる

2017-04-20 11:22:22 | 俳句
    

猫に起された。
布団の上にあがって もみもみ をする。顔にあたる猫の髭がくすぐったい。

仏さまに御茶湯をしてベランダの掃除をしていると 雀が木の枝から ゴハン ゴハンとおねだりをする。
昨夜、ノラ公にやった餌の器の回収に行く。

猫ちゃんの餌、雀の餌、ノラ公の面倒と、夫がやっていたお定まりの朝の仕事を終えても私の食欲はわかない。

薬の服用をやらなければならぬので、無理をして朝食をとる。
朝のお茶の一杯の美味しいこと。

一昨日お隣さんさんから、掘りたての筍をいただいた。
4~50センチはあろう大きさ。早速湯がいて、、、、
昨夕は、若布を入れて若たけ煮を。
一人では食べきれない。残ったのを今朝も食べる。
筍は私の大好物。今年は筍にも表裏の年があって、裏年に当たっているから、店頭にもあまり並んでいない。昨年より少ない。
お隣さんは竹やぶを持っていて、毎年、掘りたてを何回かいただく。

しかし 独りの食事のつまらない事。
夫が好物のコーヒーを立てる香が漂わない。朝の実感が何か違っている。

今回は入院であるけれど、これが毎日となるとどうなるのであろう。
孤独死をした方のニュースが時々流れる。
哀れだ。元気な時は考えないことにしているが、そこにせまっている。
ブログだ俳句だと少し頭を使っているけれど、心身ともに、日ごとに衰えてゆくのがわかる。

玄関でチャイムが鳴ったので、出ると、宗教関係の人。
連れ立って、数日ごとにくる。

孤独な老人はこのような人の訪問も話相手として待っているのだろう。
理解はできる。
散歩の途中、お知りあいに会うと、離してくれないこともしばしばある。
前回に聞いた話の繰り返し。

昨夜は夫の友達から電話。
しばらく世間話をして、今は夫が入院中だと告げて電話を切ろうとするのだけれど、友達の友達が何の病気だと話題を振ってくる。
彼も退屈か?


今日は一日お暇が出た。
私が丈夫でないのを知っている夫が手術を控えての検査の日だから、病院に来なくていいと言ってくれた。
肝臓を長く患ったから、すぐに疲れて体力が無い私。
介護はまこと気も肉体も使ってへとへとに、、、、ぼろ雑巾のようになる。

いやだいやだ。
腰が痛くて膝が痛くて、夫には黙っているが夫が退院をすれば、又整形外科の戸をたたかなければならぬ。

若い人は年寄りの愚痴だと笑っているけれど、近い将来こんなになるのだから。(*‘ω‘ *)


「しりとり俳句コーナー」

    🐬     風車カラカラ海を望む畑

    🐬     すれ違ふ少女がかざす風車

    🐬     花は葉に煙出てゐる登窯








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