老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

今年のお花見     ❶

2017-04-02 10:33:24 | 俳句
   

我が家から、丸亀、坂出方面に行く時に良く通るドライブコースに、岡山が一番近い距離の(大崎の鼻)がある。
対岸の岡山が見える。
瀬戸大橋が望める。
この海岸線に沿ったコースは、桜も美しく咲いているかと訪れたが、花は未だ固く上記の写真のようであった。
私のように、期待をしてやって来た若者と老人達がいたが、海からの風もあって早々に去って行った。

> ちなみにここから、東に登るドライブコースがあり、五色台と呼ばれる瀬戸内海に突き出た溶岩台地の山に行ける。
遍路道でもある、根来寺、白峰寺の参拝道でもある。
白峰、黄峰、黒峰、紅峰、青峰の五峰があり、最も有名なのが、あの崇徳上皇をお祀りしている御陵がある白峰である。
雲居御所と呼ばれ、かの西行法師も何年間はこの裾野に西行庵を構えて住んでいた。
いつも、このことに思いを馳せる私の好きな場所である。

    

花には一週間、早かったと諦めて帰る。

    

途中の小高い山の斜面で、枇杷に袋を掛けているのを目にする。
海をみながら、作業をしている人は、
「こんな暮らしいいな~」とつぶやくと」
「馬鹿云え、たまに景色を見に来てのんびり気分になったからとは云え、毎日この仕事は辛いよ」と夫に笑われた。
解っています。冗談ですよ。

    

実った蜜柑の如く、オレンジ色の袋をかけた山を見ると、秋の景色と間違う。
この辺りは蜜柑どころであるから、枇杷の木は楽しみ程度に植えているのであろうか。

今年、一回目のお花見は不発に終わった。


「しりとり俳句 コーナー」

     ⚘    紫の風吹く野辺や諸葛菜

     ⚘    どの服を着やうものうき春の雨

     ⚘    半世紀前の映画や月おぼろ

    
コメント
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