老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

飼い主さん やあい~

2017-08-22 10:55:26 | 俳句
    
        

 動物病院で 姫ちゃんの診察を待つ間、飼い主を求めている 🐩 🐈 の交換会を覗いてみた。
この二匹の猫ちゃんは生後三ヵ月。
檻の中で身を寄せ合って不安そうな顔で、こちら(飼おうかどうしょううか?)と覗いている人の顔を見ている。
視線が合うとそっと目を伏せる。
同じ親から生まれた猫ちゃんでも、毛の色が全然違うのだ。
黒ちゃんが 茶の猫ちゃんを守るように構えている。
茶の方は気が弱そうで、黒ちゃんの顔に、隠れるように顔をうずめてしまう。
生まれて 三月。
二匹の猫ちゃんはお互いに仲良くかばい合ってきたのであろうか。
今日は檻に入れられて、見知らぬ人間からじろじろと視線にさらされ、何やら言葉が飛び交っている。
いつもと違う様子に不安そうだ。

いい飼い主が現れるのを祈るのだけれど。
 

     
  

 こちらは 犬。
ワンちゃんも生後三ヶ月だそうである。
四匹のワンちゃんが、檻の中にいる。
一匹は爆睡をしている。この犬だけ表情は見えないけれど 顔が黒い。特に鼻筋の辺りが。
雑種だから、色々の血がまぢっていているのだろう。
きょろきょろと辺りを見回しているのが一匹。これも不安そうな顔。

病気の姫。
せめて 我々夫婦より早く亡くなった方がしあわせだと思う。
いくら、飼い主を探している犬や猫に愛情がわいても、この子達の将来に我々 老人は最後まで責任が持てない。

あの日のお披露目の結果はどうなったのであろうか?
どこかへ 貰われて行ったら良かったのだけれど。

     🍒     凌霄花犬に流し目をくられて

     🍒     朝曇もう刈り終えへてゐる早稲田

     🍒     麦炒る香回覧板を配りゆく
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     姫ちゃん 癌を宣告された

2017-08-21 07:27:10 | 俳句
  ああ 哀しい。
姫ちゃん 癌 だって。

 首に巻いている プラスティクのワッカを外してもらいに行く。
一週間前には手術の傷あとを見せに、それから一週間目、傷の治り具合と調べていた腫瘍の病理検査の結果を聞きに。

 先生から 余り良い結果ではありませんでしたと、最初に。

⦅ 「一部悪性転化を伴う繊維腺腫」
切除された腫瘤は、広い範囲で、乳腺原発の良性腫傷である線維腺腫を認めますが、一部の狭い領域では悪性の乳腺腺癌が見られます。
念の為、移転など予後にご注意下さい。
また 乳腺腺腫は多発することがあるので、残存する乳腺における新たな乳腺腫傷の形成にもご注意下さい。⦆

動物病理学的検査報告書  にはそう書かれている。

手術の前も後も姫ちゃんは元気である。
食欲も普通に摂っている。それが私達の救いではある。
家に帰るなり、ワッカが外れているので、嬉しそうに階段を登って、二階のトイレに駆け込ん行った。
少し おなら を残して、、、、・臭いジャン・

 姫ちゃんは15~6才。 
人間の齢に換算すると 優に90才近いらしい。
このまま、徐々の老化はしかたないけれど、長生きして欲しい。

朝から、あれせよ、これせよ と人間さまを顎で使っている。
玄関から、外に出て 塀の上を歩いて まわれ右ををして帰ってくる。
ベランダの上で 日光浴をしばらく楽しむ。家に入りなさい、、、と声をかけても 無視。
うんちをして水を飲んで餌を食べて 私のベッドで お眠り遊ばしている。


凌霄花の花期は長い。
朱い花が衰えることもなく、一か月も我が家のブロック塀を覆っている。
毎日、元気な花だと感心をしながら見ている。

     🎐    凌霄花午后から雨となる予報

     🎐    就中花の期長し凌霄花

     🎈    凌霄花ややじろべえごと幸不幸



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また又 裁縫

2017-08-20 07:55:46 | 俳句
      

 昨日は、入院前に用意をして、生地を裁っていた あっぱっぱ を縫った。
気にいれば、同じ型紙を使って、同じ型ばかり続けて作っている。
頭が古く、固まったままになっている。老化現象だと認識はしている。
今年はもう何枚 作ったかしら。

 これは メイドインインド。 綿100%で肌ざわりがよく、縫うのも縫いやすかったかった。、、が。  
色がグレーぽっく地味で、顔映りが悪い。年寄りに違いないけれど、ますます老けて見える。残念.
  "(-""-)"

 俳句はちっともできない。
頭の中は空っぽでそのうえ、夏休み。
我が家の庭で群れとなっていた蝉。尿のシャワーをまき散らしていたのが嘘のように、いなくなった。

        
        (鬼ハス?)

      🍒     「轟神社」色づく稲田の真ん真中

      🍒     蕎麦の花猿が棲みつく札所道

      🍒     秋の蝉けだるき午后も四時となり

      🍒     宝ゆえ遠ざかりゆく秋思かな
             (しりとり俳句から去る思い)



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図書館で

2017-08-19 00:16:57 | 俳句


 図書館へ本を借りに行く。
借りていた モンテクリスト伯 五冊を返して 次に読む本を借りるため。
モンテ は久しぶりに、夢中になって子供の頃のように食事を摂るのも惜しんで本を読んだ。
 主人公が復讐を果した時の爽快さは水戸黄門が印籠をかざして 悪人をやっつけた時と全く同じである。
単純で明快で、日頃のストレスが解消された。

 県立図書館は 二週間に10冊を貸し出してくれる。
とうてい今の私は二週間では10冊は読みきれない。
返す時 次の予約者が無ければ、続いて貸してもらえる。
面白そうな小説も10ページも読んだ時点で先へ進めない本も。
知らなかった作者の本が面白くて、次に行った時にもその作者の本を探して、図書館にあるのはすべて読んでしまうこともある。
継続をした本と新しく借る10冊の本で袋はふくれ重くなるが無常の喜びがある。

 その10冊の中、俳句は読んでいても、彼の生涯を深くしらなかった。「芭蕉」
(芭蕉という修羅)(芭蕉 二つの顔)(対話の文芸 芭蕉連句鑑賞)を今 手元に借りている。
あっちを読んだり こっちの本を開いたり 同時進行で読み続けている。
読み進むうちに、まるで俳人芭蕉しか知らなかった自分にあきれている。


 病院から帰って、散らかった乱雑とした自分の部屋が最高に落ち着くことに気づく。
朝の涼しいうちに裁ったまま置いていた、ワンピースを少し縫った。

それから 図書館へ。
何も刺激の無い華やかさは無い日常だけれど、この生活が一番幸福だとしみじみと思った。

     ★    青すだち絞りた豆腐うれし朝

     ★    早稲の穂が幸先よき秋連れてきぬ

     ★    この家も踊り衣装を干してあり

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五度めとなると

2017-08-16 17:03:12 | 俳句
     

去年から心臓の検査も五度目に入院となる。
何時だって覚悟をして入院をする。
負けないぞ。退院をするぞ。

何年か前 一年間 に七度 この医大に入院をした。
元気そうな患者が、退院をしても、又舞い戻って来て、、、。
若い娘さんが、不治の病だったり、哀しい想い出ばかり残っている。

私もその内の難病を抱えてはいるけれど、今は小康状態。その上に、心臓の病気も抱えたのである。

いつもは、循環器内科の病棟に入院をする。
循環器の病棟は部屋が空いていなくて、隣の棟の部屋に入院をした。
いままでは三階であったが、六階となり、部屋から見える方角が違うから景色もまるっきり変わった。

入院慣れをしているから、荷物も極力少な目に。
持って来た本も厳選を で軽く。
モンテクリスト伯が全七巻だったのを家では読み切れていなかった二冊。
これは、食事をする時間も惜しんで読みふけった。

手術中も、あらすじの反復をして、手術の痛みを忘れることに。。
(下手な医師で、手首の動脈から検査の針を入れるのだけれど、今まではスムースに入ったのに、今回ばかりはもたもたとして、感覚が残っている。主任の医師がいるから、安心はしていたけれど、下手くそ)

昨夜も夜中の三時、注射の痕が痛いのと、腕がちぎれそう。
医師も看護婦も来てくれたけれど、痛み止めをもらってやっと うとうととすることができた。
(原因は医師に注射を入れるた時の処置だと思っているが、、、、、)
彼も、始めから、一から手術の経験を積んでゆかなければならぬと思っている。解っているから、強いて文句も言わなかったが。
朝になって、主任の医師が来て処置をして、すーと 痛みは去った。


個室を利用して、病院へ支払った金額より、10日前にやった猫ちゃんの手術代の方が高額であった。
全く 苦笑  (*^-^*)

次は一年後と先生はおっしゃってくださる。
何事も無ければよいけれど、心配だったら、僕の診察の曜日に窓口へ声をかけて下さいと言って下さる。
これが何より安心で薬になる。
まずは良かった。
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