老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

獅子舞いに酔った

2022-10-09 22:50:50 | 日々是好日



氏神さまの秋祭。
お詣りに行く。
本殿に獅子舞を奉納をしている場面に遭遇。
初めての事。


       

このお二人が獅子舞を演ずる方。
お二人とも氏子さんだそうだ。

右の方が獅子頭を持ち踊る。
後ろの方はお尻を担当している。
尻尾を右に左に揺らす場面も。





獅子舞の衣装を見せてもらった。
絹地でずっしりと重たい。

檀ノ浦の合戦を染めた模様。
素晴らしい。
この衣装を着て、おおよそ20分近く本殿の前で舞う。


     

衣装の背の真ん中は、弓を曳いているからにして、那須与一かな。
扇の的に狙いを定めている様子。

    

舞っている時は大きさが分からないが、広げて見せて下さるり、長く横たわると、衣装の素晴らしさが一目瞭然。

疲れるだろう?と、、、

     


大きな浪に、千鳥。
波間に浮かぶ源氏方の舟。
合戦が描かれている。



     

呼吸を合わせて足を運ぶ。
飛び上がったり、腰を落としたり、見ている私も力が入る。


      

あばれる獅子を鎮める役目だろうか?
棒を持った少女が加わって佳境となる。

            
 
お祭を司っている人が来ている半被の背の染め抜いた紋。
さすがに屋島。
源平合戦の、あの那須与一の扇の場面を彷彿とさせられる。

           

お祭の好きな私は、獅子舞に夢中に。
獅子の頭に敬意を表して、太鼓と鉦のお囃子に酔っった一時だった。


本当は買い物帰りに氏神さまにお詣り寄り、獅子舞の奉納に出会った。
普段着で、ぶらっとだったのに、何んとラッキーだった事か。


     @    奉納の獅子舞秋の闌けにけり  


しりとり俳句 
   
    🌜     十三夜世界のどこかで戦あり

            🌑     冬将軍プーチン懲らしめてくれよ
     












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思いつくまま一人旅

2022-10-07 22:02:58 | 日々是好日
  
  

旅と言う程ではないけれど、西行きの各駅停車の電車を見て乗った。
どこへ行く目的なしの気ままな行動。

二駅目の駅、鬼無で降りた。
いつも車で走っているから、この駅以外に名所が思いつかなかったから、ここで降りた。

駅から歩くこと30分で、子供も大人も知らない者はいないだろう。
「桃太郎さん」
を祀っている神社を目指した。

    

国道の標識に「桃太郎神社」とある。
横に曲がり100メートルくらいゆるい坂を登ると、小さな神社があった。

    

変哲の無い氏神さまと同じくらいの大きさの神社だ。

    

境内に桃太郎さんと猿、雉、犬のコンクリートの壁画擬きがある。
これが有るから、桃太郎さんをお祀りしている神社だと辛うじて理解ができる、そんな神社であった。

    

この街「鬼無」は盆栽の町として全国的に有名である。
最近は海外と取引が盛んで、盆栽の街らしく至る所に盆栽を扱う樹園がある。

中には、一千万円を超える盆栽もあるらしい。

庭木や盆に植えられて松が所狭しと置かれている国道渕の店もある。

一人でぶらぶらと歩いているから、花舗で珍しい花野の苗を見つけたが、荷になるから買えない。
再度、連れ合いと車で来て求めようなどと思いつつ鬼無の街を散策した。

街の人に教えられた「ももたろう」と言う、うどん屋で遅い昼を食べた。


それで、気ままな旅は終わった。

帰りは、サンポートでの瀬戸芸の見物を。

昔は、このように一日を思いつくまま、良く歩いた。

忘れていた、ふうてんぶりを想いだしたが、気分として楽しかったが、何時も何時もと言うわけにはゆかぬ。
足を引きずっての帰宅となった。



    🐵     高きに登る犬雉猿と桃太郎

    🍇     大根の種撒く人に道を聞く

    🍐     外厠棚に瓢のぶーらぶら


「桃太郎」伝説?おとぎ話にまつわる神社は全国にたくさんあるようだ。

鬼ヶ島、に桃太郎神社ってところでしょう。讃岐は。


    


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港の催場

2022-10-06 22:56:30 | 日々是好日
         

秋の瀬戸芸の高松港の会場。

秋晴れ。やっと涼しくなり覗いてみた。

     

近づくと「土のレストラン」だって。

    

小さな器に、それぞれ土が入っている。
砂混じり、小石まぢりも。
色々な土の種類。
芽が出ているのも。(ニンニク)

     

どういうコンセプトですか?と聞く。

「土の匂いを嗅ぎ、古い記憶を想いだして欲しい」、、らしい。
それで、ニンニク?と尋ねると
「たまたまニンニクがあったから、他は辺りで目についたのを植えました」

大変だ。
新しい芸術作品を生み出すのは!

田舎の人は毎日、土に接しているが。。。

都会の若者に子供の頃の土饅頭や砂場で遊んだ記憶が甦れば成功だ。

次々とお客さんが訪れ覗いて行く。

     🌊     交差してくだける水脈や秋の海

     ⚓     いわし雲笛を一声出航す

     🚢     船笛を聞きつキャンデー秋うらら

     🌊     提灯の百ほど秋の風にゆれ

     

     🐶    犬抱き祭の雑踏のぞきゆく  

一万三千歩もしていた。
足が疲れた。   




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継ぎ接ぎ

2022-10-03 12:26:10 | 日々是好日
     

4~5日かけて、パッチワークのベストorジャンバースカートなる物の修繕をした。
修繕じゃない、、、着ると腹と尻まわりがきついから、着るのを放棄していた。
しかし、もったいない。

こんな時、リメイクをするのはたやすい、、、、が少しやっては疲れた飽きたで4~5日も費やしたのがやっと仕上がった。

今日のように昼はまるで夏、朝夕は秋の気温には重宝をする。
朝は羽織って、日中は脱ぐ。

藍染の古布を繋いだ。
私の人生と同じ😂 
継ぎ接ぎ😙 
老いた事を嘆いてばかりいたが、客観的に自分を顧みると動作は鈍い、口ばかり達者。
舞台に立つと脇役にもなれぬ、知識ばかり振りかざす舞台設備の助言くらいは出来るかな~そんな仕事人にしかすぎない。。。と悟った。

今日から、明るく、齢相応に、破れかけると強い布で補強をやり、合わなくなると切ったり足したり修理修繕をして前向きに生きようと遅ればせながら決心をした。


             

           🌥     秋半ば雪より白い玉簾

   🌥     万葉歌碑金風の吹く鈴の径

   🌥     どの本もあまたの付箋夜学生


継ぎ接ぎだらけの月日だったけれど折々の旅の記憶が しり取り俳句 になって生まれてくる。


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