外へ出て歩こうとしないのを見かねて、夫に尻叩かれて裏屋島を散歩。
自然林が残っていて、我が家のある表と一本の道で繋がっているが、表情は大いに違う。
大きい石組を中心に小さな石の祠がある。
道を挟んで、無縁仏がある。
我が家の横を登って行く遍路道には、弘法さんの伝説の泉や石仏はたくさん並んでいる信仰の登山道だ。
裏屋島は、森の中に無縁仏が散らばっているような場所もある。
源平合戦の土地柄、亡くなった兵のお墓だと思うのだが?
子供の頃は歴史が好きだった。
屋島地区でも、歴史講座が有るけれど、座って講義をきくのが苦痛だ。それで全く歴史の宝庫に住みながら歴史音痴なのだ。
ここを登って行くと、鑑真和上が住んだと言う屋敷の跡もある。
石段を登った先は、屋島の山頂に行き着く。
元気だった20数年前、この階段を降りたことがある。
巌の重なりや、無縁仏が有った記憶がある。
猪の檻が所に置かれている。
猪が200頭以上もいると聞いた。
私が歩いている裏屋島の道はドライブの車、ランニングをしている人達。
トランペットの練習をしている人も。それなりに利用者が多い。
神戸?大阪?行きのフェリーの姿。
浚渫船の音が木の間の向こうから、いつも聞こえてくる。
痩せた土地なのか、見つけた秋の花はどれも小ぶりで色も薄い。
それでも、見つけると嬉しくなって写真を撮る。
楽しかったけれど、帰ればバッタンキュー。疲れた。
しかし又何日か後、車で連れて来てねと夫に頼んだ。
一時間近く、彼は車を止めて待っている。足が悪いもんな!
しりとり俳句から
🍂 立ち込める霧晴れてゆく札所道
🍂 霧が降るパン屋の回転灯回る
🍂 柿花火なぜか懐かし過疎の里
🍂 小春日や奉公人形の赤いベベ