老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

裏屋島の散歩

2022-10-22 21:52:32 | 日々是好日
    

外へ出て歩こうとしないのを見かねて、夫に尻叩かれて裏屋島を散歩。

自然林が残っていて、我が家のある表と一本の道で繋がっているが、表情は大いに違う。

       
    
大きい石組を中心に小さな石の祠がある。
道を挟んで、無縁仏がある。

       

我が家の横を登って行く遍路道には、弘法さんの伝説の泉や石仏はたくさん並んでいる信仰の登山道だ。
裏屋島は、森の中に無縁仏が散らばっているような場所もある。
源平合戦の土地柄、亡くなった兵のお墓だと思うのだが?

     

子供の頃は歴史が好きだった。

屋島地区でも、歴史講座が有るけれど、座って講義をきくのが苦痛だ。それで全く歴史の宝庫に住みながら歴史音痴なのだ。

ここを登って行くと、鑑真和上が住んだと言う屋敷の跡もある。

石段を登った先は、屋島の山頂に行き着く。

元気だった20数年前、この階段を降りたことがある。
巌の重なりや、無縁仏が有った記憶がある。

     

猪の檻が所に置かれている。
猪が200頭以上もいると聞いた。

私が歩いている裏屋島の道はドライブの車、ランニングをしている人達。
トランペットの練習をしている人も。それなりに利用者が多い。

     

神戸?大阪?行きのフェリーの姿。
浚渫船の音が木の間の向こうから、いつも聞こえてくる。

           


     

痩せた土地なのか、見つけた秋の花はどれも小ぶりで色も薄い。
それでも、見つけると嬉しくなって写真を撮る。

楽しかったけれど、帰ればバッタンキュー。疲れた。

しかし又何日か後、車で連れて来てねと夫に頼んだ。
一時間近く、彼は車を止めて待っている。足が悪いもんな!
   

しりとり俳句から

      🍂     立ち込める霧晴れてゆく札所道

      🍂     霧が降るパン屋の回転灯回る

      🍂     柿花火なぜか懐かし過疎の里

      🍂     小春日や奉公人形の赤いベベ




        


     
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ニャナメが離してくれぬ

2022-10-22 00:20:56 | 日々是好日



玄関先の秋明菊が咲いていた。

写真を撮っていると、ニャナメが足元に来る。
ニャンニャンニャンと話しかけてくる。
ニャンニャンと答える。
私を離さない。
首筋を撫でてやる。背を撫でる。
手を離すと、もっと撫でてと顔を寄せてきて、目で催促をする。
こう甘えられると野良猫も可愛くてかわいくて!

この家を離れたくなかった。
全て、身体のせいだ。

道路から階段を上って玄関へ。
二階建ての家だから、寝室は二階にある。
その階段の上り下りが足が痛くて苦痛になった。
途中で足から力が抜けてふわっと階段を踏み外すようなことも。危険だ。

人に貸していたマンションが空いていたから、帰ることに。

次々と病気が増えて、病院通いも増えた。

セカンドハウスとして置いてはあるけど、勿体ないのが本音だ。
マンションは広いし不自由もなく快適だけれど、夫は二日に一度は野良猫の
餌やりと、家の掃除と管理。
生きがいなのだろう。

年金生活。貯金も底をつきそうだし。。。。

旅行も行けぬ。外食もC級グルメ。若い時高級料理店やレストランへ行っていて良かったと、気を紛らわせているが、本音はせめてCからBに格上げしたい。
旅も好きだった。病気を持ちながらも、佐賀県を残し全国へ行った。

今は夫の足も私よりも悪く歩き辛いから、旅行も夫婦で我慢をしている。
何故か、変な生きかた!

電気、水道、ガスが二軒分。
旅行に行けない費用を、家の維持費に回していると思う事にし、夫の生きがいがそれなら仕方ないとは思うけれど。。。。
宝くじ、当たらないかしら!


               
        


今日のしりとり俳句

         🐈     ひざ掛けよりあたたかき膝の猫

      🌹     水澄やああ哀れなるナルシッソ

      ⛄     腰すへるもののけコロナ冬が来る

      🏡     引出しからへそくり出てく小六月
         
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