Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新世代ディーゼル車の復権はあるか

2008-09-07 01:35:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

投機資金によるバブルが一服したとかで、先月よりは原油相場が低下した様ですが、それにしても自動車燃料を初めとする石油製品は相変わらず高値ですね。
最も高かった先月などは当地でも、ガソリンではなくディーゼル用軽油が\170/L超などと言う時もあり、親族や勤務先の各位からも「気狂い沙汰だ!」との声が上がりました。
無理もない事と思います。燃料高騰は全ての物流コストを押し上げ、やがて食糧を初めあらゆる物資の物価に影響します。更に石油製品の高値が続くと暖房用灯油の価格も上昇し、需要期となる冬場の北日本各地の生活を直に圧迫する事となりかねません。
政府はこうした灯油の価格抑制や運輸、農林水産業などのコスト高に対する対応を約束してはいますがそこへ来ての内閣総理大臣辞任劇。果たして誠実に実行されるのか、一抹の不安はありますね。

さて本題に入ります。その石油製品の高値をも意識してか、国内の有力自動車メーカーN社より、多目的乗用車RVのディーゼル仕様が久し振りに発売される事となりました。
ご存じの様に、一世代前までのディーゼル・エンジンは、少しの経年でも健康上好ましくない黒煙を生じ易く、環境保全上も淘汰すべきとの風潮が強くありました。東京都知事、石原慎太郎さんによる会見も、こうした事の表われだったかも知れません。
前世紀末より我国のディーゼル乗用車は鳴りを潜めていた訳ですが、ここ数年で状況が変わって参ります。

きっかけは欧州での新世代ディーゼル車の普及であるとされます。
私は技術面の詳細を良くは存じませんが、所謂コモン・レール方式と呼ばれる排ガスを浄化する仕組みの進化などに伴って黒煙が大幅に減少、更に温暖化の元凶とされるCO2排出も抑えられるとあって、欧州でのディーゼル乗用車の普及率は最早5割を超える状況とか。一昨年辺りからは、我国でも愛好者の多いドイツの代表的メーカーB社が日本仕様のディーゼル車を送り込み、少なからぬ支持を集めている様です。

憎まれ者の黒煙や有害物質の問題を克服しつつある新世代ディーゼル車。性能的にも以前の鈍重さはなく、それなりの鋭さ、速さも併せ持っている様で、今後燃料の高値が続けば新車購入や自家用車更新の時の有力な選択肢となる事でしょう。
N社の決断に拍手を贈ると共に、T社やH社、M社など他の有力メーカー各位も、安全並びに環境性能の向上に努めて頂きたい所です。*(車)*

コメント
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