Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

国民への約束~当地の場合

2010-01-06 00:02:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!遂に拙正月休みも終わりました。明日はご用初め。果たして順調に仕事に戻れるか、ちと不安ではありますね。苦笑

さて、昨日は民主党連立政権より、今月中旬よりの通常国会の開会日が発表され、懸案の2010=平成22年度予算が通過へ向け審議に入る事となります。果たして、同政権の国民への約束がどれ位果たされるか注目される所。これに絡んで先日の当地方紙、C新聞に、下野した自由民主党の愛知県連合関係の方の記事が載りましたので、以下引用しながらこの問題を考えたく思います。


「愛知県民への約束」

問 政権交代による、愛知県政への影響をどう見ますか?

答 2010=平成22年度に国が再検証すると言う設楽ダム(同県北東部の奥三河地区に建設予定)も木曽川水系連絡導水路も、我が党と県が一体となり、こつこつと努力を積み上げて来た懸案なのです。1994=同6年に県内を襲った大渇水の様な異常気象がいつ起きるか分らない。備えが必要でしょう。「水と空気と安全はタダ」の様な錯覚を国民は持っているが、それは自由民主党政権が長年の努力で手を打って来たからで、今後も着実に整備を進めるべき。

一方、まだまだ「トヨタ・ショック」に苦しむ愛知とすれば、鳩山政権の経済対策は全く不十分と言わざるを得ない。「モノづくり王国・愛知」を支えて来た中小零細企業に向けて、もっと強力な支援が必要。
国がやらないと言うなら、もっと県が手を差し伸べる様働き掛けたい。

問 鳩山政権の評価は如何?

答 「コンクリートから人へ」と言うが、国民からの税金をそのまま返すのでは何もしないのと同じ。我が党は公共事業と言う社会資本整備に回し、税金を何倍にもする。それが本来の姿だと思う。かつて名古屋市が高速道路の建設を止め、その結果、名古屋高速は日本一割高な高速道路となった反省がある。将来世代の為に、インフラ整備は着々と進めるものだ。
事業仕分けでも明らかになった様に、鳩山政権には長期的な科学立国と言う視点がない。近年、愛知県ゆかりのノーベル賞受賞者も何人か出たが、基礎的研究はやはり重要だ。
特に本県が力を入れる素材産業や航空宇宙産業など、将来性がある分野を育む上でも重要だと思う。

問 政権交代後初の国政選挙たる次期参院選に向けた戦略は?

答 突き詰めれば、自由民主党は地方の健全な保守層が集まった本当の国民政党なんです。歴史や文化、伝統、家族の絆を大事にして行く保守政党である事を前面に出す。地方の声をもっと聞き、吸い上げる。そこにしか活路はない。その上で、変化を求める国民の声を十分に受け止めきれなかった部分は率直に反省したい。
政権奪回への想いは強い。党勢拡張の為、複数候補擁立をと言う声もある。
一方、衆院選で本県内小選挙区全敗と言う現状を踏まえると、どうしても負ける事ができない。悩ましいがいずれにせよ、多くの有権者に「自民は変わった」と評価される選挙にしたい。党の再生を印象づけ、地方の声を代弁できる人材を押し立てて戦って行くつもりです。


この方のご見解を、各位はどうお感じになりますか?固有の歴史や文化、伝統や家族関係を尊重する保守政党のカラーをもっと前面に出す姿勢は、私も異論がありません。ただ、このままでは地滑り的に人口が減って行く情勢に対する危惧がどうも感じられない。次代の担い手である子供達の生命に関る医療危機や少子化への対応にも踏み込んで頂きたい。最早各家庭の「自己責任」だけでは解決できない問題である以上、こうした分野への誠意ある姿勢をも見せなければ、自由民主党への支持と信頼は戻らないのではないでしょうか。

それと、社会資本整備へ向けた公共事業への視点も、余り変わり映えのしないもので感心しない。「国民から預かった税金を何倍にもする」マジック染みた論法は、それは高度成長の頃は通用したかも知れないが、今後はもう通るものではないでしょう。しかも社会資本とは、何代もの人々がその必要を受け継いで整備を進めた方が良い場合も多く、そう考えるとこの方のご見解はいかにも「俺が、俺が!」的な浅い功利主義が底流にある様に思えてならず、そのまま認めては、次世代の国民が余り有難がらないなどと言う事態もあるのでは、と思ってしまいます。

この「困った浅い功利主義」は勿論民主党や社会民主党などと言った、今の与党側にも感じられ、後者の支持層と言われる弁護士などの法曹関係者などにも、例えば凶悪事件の被告弁護の時などに見受けられると言われます。つまり、決して公正で健全な価値観ではない訳ですね。
例えば、福島消費者少子化担当相が、近日少子化対策の欧州視察をされる由だが、ただ単に先方の手法をそのまま真似るだけの対応に終わる可能性もあり、それでは問題の根本解決にはならない。そんな時こそ、真に我国の固有の知性などを尊ぶ自由民主党がその力を発揮する場面だと思うのです。

最後に、取材を行ったC新聞関係の方のコメントをご紹介して、今回記事を終わらせて頂く事とします。


「県益」を追求する党に

例年、秋に各種団体や県内市町村の首長を一堂に集め、要望を受けていた自由民主党愛知県連。だが、昨秋は実施しなかった。「やっても意味がない」とあるベテラン県議。政権党としての同党は、一度終わった。
新たな同党が「地方の声を徹底的に聞く保守政党」と言うなら、この際徹底的に愛知の「県益」にこだわった政策を打ち出してみてはどうか。
愛知県議会第一党を占める県政の場こそ、腕の見せ所だと思うのだが・・。*(日本)*
コメント
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