Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「技あり日本」と内向き思考

2010-06-16 07:51:00 | インポート
各位お早うございます。今季の梅雨序盤、当地名古屋の今朝の雨は、本当に良く降りました。一時は、大雨警報が出された由。今は小康状態ですが、梅雨明けまでは気を緩めずに臨む必要がありそう。拙愛車も雨がちの気候に備え、経年を迎えていたタイヤと、窓ワイパーのゴムパッド、それにこれから負担の大きくなるバッテリーを交換して万全を期している所です。

さて、今週は良い出来事が続いているのはご存じの所。
我国最初の惑星探査衛星「はやぶさ」が、数多くの試練を乗り越え、7年間、数十億kmと言われる本当に天文学的な時空を通り抜け、先日無事帰還を果たしました。衛星本体は大気圏突入時に華々しく燃え尽き、誤解を恐れずに表現すれば、正しく散華を遂げた訳ですが、データを載せているとされるカプセル・ユニットは豪州大陸に無事着地。これからの解析を待つ事となります。月以外の天体との往復に成功した人工衛星は、人類史上初めてであるだけに、鉱物採取の成否共々、その解析結果が今から期待される所。今は、とに角この衛星の開発運航にご尽力になった各位の労をねぎらいたく思います。

もう一つは、開催中のW杯サッカーの、日本代表の初戦突破でしょう。
中央アフリカの強者、カメルーン代表に僅差で勝利、初戦突破も難しいとされていた大方の予想を覆し、次への期待を繋いでくれています。
私も、試合全部は見られませんでしたが、TV報道の主な映像を拝見しても、日本代表の優れた動きや各選手の連携には良い感じが見られ、岡田代表監督の、まずは適切な采配とも相まって、素人目にも鋭い雰囲気が伝わって来たものでした。勿論、世界の頂点の試合に楽勝はなく、次には更なる強者、オランダ代表との対決が待ち受ける訳ですが。続く

失礼しました。改めまして、コナサン、ミンバンワ!
その「技の国」祖国日本にも、今大きな懸念材料がある様です。
一つは、大学生の留学志向の低下。経済低迷に伴う就職難より、それへ向けての準備、所謂「就活」に追われている実情があるのが一因ですが、それだけではない様です。
学生達が、今の自身のあり様に満足してしまい、現状以上の進歩や進化を求める意思が希薄になってしまっている実態がある模様。その背景には、これまでの経済成長路線より来る、些か行き過ぎた豊かさと便利さに慣れてしまい、これ以上努力しなくても何とかなる、などと言った消極思潮が蔓延している様な感じを受けます。その一方には、左派政党や日本教職員組合などが強行した、誤った平和教育の影響などもあるかと思います。

もう一つ、若者達のこうした内向き、後向き思考と共に懸念されるのが、アジアやアフリカ、所謂A・A圏の若い学生達の、我国への留学願望が弱まっている事でしょう。
「(些か学ぶ事の減った)日本へ行くより、経済伸長著しい中華人民共和国へ」「これからの、アジアの中心は中国ではないのか」と言った疑問が、留学生の日本離れを加速させている様です。
教育、行政、外交の関係各位は、この現状をどう受け止めているのか、一度話を伺いたいものだ。
我国が、これから人手を必要とするはずの高齢・身障各位の介護問題にしても、アジアなどの介護志望の若者達は、資格取得の異様な難しさと共に、我国での研修を敬遠し、他のアジア圏へと流れていると聞きます。特に、国家の尊厳に関わる国防安保の分野にては、我国よりは何も学ぶ所なしとも言われ、このままでは、我国はいずれ世界より人々の集まる国たり得ず、アジア圏、ひいては国際社会より孤立してしまう事となりかねません。

技術立国を目指した我国であったが、惑星探査衛星「はやぶさ」の後継機の開発も予定はされているものの、例の事業仕分けの標的にされ、予算が当初より削減される可能性もあるとか。
既に巨額の累積債務を抱え、財政危機の懸念される事態である事は分かるが、徒な紋切り型歳出削減や、安易な増税論を持ち出す前に、どうしたら技術提供によって我国の利益を増進できるかを考え、苦しくとも必要なら思い切って予算を付けるなどの見極めと決断を行うのが、政治権力の努めではないでしょうか。

菅民主党連立政権が、この事をどれ位本気で捉えているのか、ちと疑問がある所。ある知友のご見解によれば「事業仕分けに関わっているのは、三流の政治家だ」との事。
いささか言葉が過ぎる印象もありかとは思いますが、くれぐれも同政権「木を見て森を見ない」施策だけは行わない様、我々も注意を新たにして見守る必要がありそうです。*(日本)*
コメント
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