Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

不透明・・・

2012-09-09 21:43:42 | 国際・政治

2012=平成24年9月も、もう第2週に入ったのだが、当地名古屋は相変わらずの残暑が続いている。時折雨雲が流れては通り、時雨位はあるが、気温を下げる程の威力はまだない様だ。尤も、親族によれば、同じ愛知県下でも、海に近い郊外などでは、朝晩は気温が下がり始めているとかで、来週辺りからは、秋の気配が濃くなって来るのかも知れない。

さて、不安定な天候に合わせた訳でもなかろうが、我国の政局も又、不安定、そして不透明の度合いを深めている様だ。こちらは、国民市民の生活と、その為の国益を蔑ろにして争っている嫌いもあり、事実とすれば大変遺憾な所だろう。

政権党の民主党は、野田現首相の他、現時点で2名の党代表候補者があり、政権復帰を目指す第一野党 自由民主党も、数名の党総裁候補が立ち、いずれも今月後半に新党首が選出される日程の様だが、どちらにしても「俺が、俺が!」的な印象を免れず、昨日で通常国会が閉会したあおりもあって、国家予算の円滑な執行に必要とされる、特例国債の国会決議が流れ、地方交付税などの交付にかなりの支障が出ている模様。中には、国民市民の生活に関わる分野もあるだけに、政争などに明け暮れている場合なのか?との疑問が付き纏う。

もう一つは、この所周辺諸国との軋轢が強まっている、離島などの領有権問題。中でも、沖縄県の尖閣諸島は、民有だった所を、初め東京都が保有すべく動き出し、資金を募った所、実に14憶余円もの巨額が集まった由。政府民主党はこれを良く思わないのか、東京都の意思表明直後に国有化の意思を示し、保有する民間人とも買収交渉をした様だ。問題は金額。実に、20憶円超である。予備費から捻出可能との説明だが、先の特例国債決議が流れた事実を考えると、何とも脈絡のない事で、直ちには信用しかねる。つまり「チャランポラン」だと言う事だ。

結局、国による尖閣買収は、単に「東京都に良い所を見させたくない」との、政府関係者の面子を優先した、国益をも蔑ろにしたものではないのか。当座の財政さえ回せないと言うのなら、とりあえずは東京都に尖閣を先行取得させ、適当な時期に、国有へと移行させれば良いではないか。これは、石原東京都知事も是認されている事で、現実指向を良しとする野田内閣なら、許容の範囲内のはずであろう。ほぼ20憶円と言う金額は、国家予算全体からすれば僅かかも知れないが、そうした所を厳しく精査して行く事で、本当は一部でも、特例国債の発行は可能なのではないか。それよりも、各政党向けの政党助成金の見直しでもやった方が、余程国益に叶っている事だろう。特に、政権党の民主党と、支持母体よりの財政支援が見込める自由民主、公明の両党、それに我国の国益を軽視する嫌いのある社会民主党向けの政党助成金は、一時でも支給停止するのが筋ではないのか。

民主、自由民主両党の党首選が終わり次第、速やかに臨時国会を召集すべきは当然だが、これ以上「不透明」をズルズルと続けない為にも、衆院解散総選挙へと繋げる必要があろう。そしてその時、今度こそ民主党政権は、真の意味での信を問われる事となるだろう。この記事を書いている最中にも、TV報道にては、来年より増税にて賄われる予定の、先の震災復興予算の不適切な使途が糾されている。本来の方向に背く、民主党政権の、一方の不良姿勢の国家社会に対する責任は、大変重いだろう。

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コメント (2)
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