小沢自由党代表が、又ぞろ「オリーブの木構想」を持ち出して来た様だ。要は「例の四野党」民進、日共、社民と自党との「烏合野合」連携の事だ。もう何度も表にされては頓挫して来た訳だが、勿論、決して真に受けられる代物ではない。
昨日の公共N局のTV報道中で、小沢代表は、先の東京都議選で、小池都知事が率いる「都民ファーストの会(以下 都民Fと略す)」が大勝を収めた例を挙げ「国民多数が不満を抱く、安倍現政権に代る、政治の受け皿になれれば、この(オリーブの木)構想による四党連携は大勝できる、とのたもうたそうな。代表、ちょっとお待ち願いたい。事はそんなに単純には進まないだろうが。又、公共N局の報道があったから、たまたま注目されただけだったかも知れない。
振り返って見られたい。都民Fは、これまで自由民主党がメインの都議会与党が、中央卸売市場の築地→豊洲への移転問題とか、西暦2020年の東京五輪等への対応、それに保育所不足問題とかの、都政の諸問題への不明朗な対応への大きな不満の受け皿になり得た事と、会派としての意思統一が、一応でもできていた事が主な勝因だろう。
対する「例の」四野党はどうか。もう「生活の党」を名乗っていた頃から「大事!大事!」と掛け声だけは勇ましくも、具体的連携となると、意見集約さえ叶わず、話が出る度に頓挫と言う名の「同じ失敗」を繰り返しているのでなかったか。一番の原因は、昔からある主導権争い。結局は、民進、日共、現自由の各執行部の確執が露わになり、所謂「大同団結」張りの、緩い連携さえできないのが実態ではないのか。
主な政策のすり合わせなども、目立って進んだ様子はない。「それは政権交代してから」と言うのが小沢代表の立場(スタンス)らしいが、基本は構想段階から国民市民に分る様、開示すのが筋だろう。そうした具体的な取り組みが見えない主張では、安倍現政権の説明不足と変わらない。「不明朗を、不明朗で代えよう」としても、何の意味もないのではないか。
この四野党の各議員は、国会質疑でも攻撃的姿勢が目立ち、見せられる我々も閉口するものがある。敢えて名指しすれば、森ゆうこ参議が好例だろう。何かと言えば「国民をバカにするな!」が常套句だが、森参議は自党の頭目 小沢代表が、国民市民をどう例えたかをご存じか。曰く「神輿(みこし)は、軽くてパーが良い」 「我々の党を支持しないのは、有権者の方が異常だから」なんだと。森参議、この代表言動を、よ~く把握しといて下さいな!「国民をバカにするな!」みたいな言動は、小沢代表の発言を糾してからに願いたい!
蓮舫民進執行部も情けない。かねて指摘される二重国籍問題に、なぜもっと緻密に丁寧に対応できないのか。可能性としてよく指摘される、党内左派「菅~枝野~辻元ライン」の利害的不都合でもあるのか?要は、現在我国籍に一本化されている事を、明確に証明できれば良いと言う事だろう。その為に、開示すべきは開示、できない所はその理由を、国民的得心を受けられる様、適切に説明できれば良いのだ。一部の党内やシンパから、過分な弁護をする向きがあるが、多くは当たらないだろう。日共在籍の履歴を持つ 有田芳生(ありた・よしふ)民進参議や、極左シンパと揶揄される、山口二郎・法政大教授辺りは、くれぐれも個人秘密を盾に取る様な、不適切な言動を自重すべきだろう。
容共左派の日共・社民両党は、最早「語るに堕ちる」有様につき、拙者はもうコメントをする気もないが、こう綴って来ると「例の」四野党結集など、現実には決してあり得ないとの感が、否応でも強くなる。そして、これまでにも再三指摘されている、以下の問いに、まともに答えられる人物は、この四党及びそのシンパ勢力中に、誰もいないと断言して差し支えないのでは、と強く思ってしまう。
「アベ政治を許さないなら 誰政治が良いのか言え!」 確実に申せる事は、小沢自由代表が、大した見直しもせず目論む「オリーブの木構想」は、正直「ただの陳腐」。決して、左記疑問の回答にはなり得ないと言う事だ。今回画像は、JR名古屋駅に到着する間際の、東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子。地上も、車上も常に「万全」を厳しく求められる世界。それ故、検査などは昼夜両方など、条件を変えたスケジュールで行われる事もあります。それでも、これまでにない不具合などが生じて、利用各位に大きく影響する事もあり、その解消や緩和は「果てしなき闘い」の一面もある様です。