グルメブームという花園に咲いた一輪の花、それが卵かけご飯だった。
日本の食事の原点中の原点、熱いご飯に強い醤油の匂いが入り混じる。
おお、醤油の匂いってこんなにも魅力的だったのか。
元祖卵かけご飯専用醤油
我々は普段いろんな形で醤油に接しているが、鼻孔に口中に熱いご飯に卵の美味しさに目覚めてしまった。
卵かけご飯もいいが、醤油にひたした海苔でご飯を巻いて食べる食べ方ってありますよね。
元祖のり弁、って今でも時々「ほっかほっか亭」でスペシャル(プラス250円あたりで鶏の唐揚げとエビフライがつくやつね)じゃなくて、スタンダードのご飯大盛りなんかを買って食べることもある。
あっそうだ、マグロの刺身でもいいですね。
マグロの刺身(大間のマグロとかじゃなく冷凍の赤身のやつね、それで充分だよ)をたっぷりワサビ醤油をつけて、刻み海苔を敷いたご飯の上にのせていただけばチョー絶品…
俗にいう鉄火丼だ。
海鮮丼という手もあるが、各種鮮魚入り乱れる丼ではなく、マグロ単体で勝負する鉄火丼はエライ。
しかし、鉄火丼や海鮮丼を自宅でいただくのにはいささか無理がある。
旅先か、お祝いか、それとも何かとんでもない出来事(例えば卒業とか進学とか、結婚記念日とかボーナス支給日とかの人生の節目)があったときに、お店でいただく限定メニュー。
かなり贅沢なご馳走である。
別にマグロじゃなくてもいいんじゃない。
カツオのタタキをポン酢(アタクシは美保関の太鼓屋醤油店のポン酢が一番好き、今回のテーマ醤油じゃなくてスマンスマン)に浸し、それを丼にすれば銀火丼。
これもまた絶品である
これなら自宅でもできそうだ。
あっそうだ、白菜の漬物でもいいです。
茎のところじゃなくて葉っぱのところ…というのが重要です。
熱いご飯を葉っぱでぐるぐる巻きにして、醤油に少し浸してパクリ。
葉っぱがご飯をまろやかに包んで、何とも幸せな気分にしてくれる。
いやはやご飯が何杯でもいけそう(*´∀`*)
今が旬、津田カブの葉っぱだけ(できたら粕漬けがいいね)でも同様、細かく切ってふりかけ状にしていただくと、これまた箸が止まらなくなって困ってしまう。
こうなったら奥の手があるぞ。
納豆です。
この美味しさを人々に教えてあげたくないなぁ、って思ってる食べ方。
納豆を100回ほど掻きまわし、泡だらけになったところへ醤油を入れまた掻きまわす。
これをご飯の上にかけて食べると納豆が糸を引いて、醤油が粘って、それがご飯によくからんで、納豆の糸だけでご飯。
もうたまらんです