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寺尾 聰 Re-Cool Reflections

2007年01月19日 | 見つけたHappyたち
寺尾 聰 Re-Cool Reflections





あの、Reflectionsを聴いていたのが
もう、25年前なんて。

あの頃、13~4歳の頃に”ルビーの指輪”が
大ヒットして、このReflectionsを
繰り返し繰り返し聴いていた。

昨日、山野楽器にふと立ち寄り
目に留まった 寺尾 聰さんのCD

”寺尾 聰 Re-Cool Reflections”。


手にとって、曲目を見ると・・・
なんてこと

あのReflectionsと同じ曲ばかり。


そうそう、
渚のカンパリ・ソーダ、喜望峰、二季物語、
そして、ルビーの指輪・・・・

頭の中で、背伸びしてこれらの曲を聴いていた頃が
ふーっ・・と浮かんでくる。


ジャケットの写真の寺尾さんは
昔と殆ど変わっていないので
それが、25年前のことだというのは
瞬間的には分からなかった。





”SHADOW CITY”はきっと、こんなバーで・・。




メロディーや歌詞は変わっていないのだけれど
アレンジが洗練されて、Jazzyになって、
ぐっと2007年風に仕上がっている。

寺尾さんの、つぶやくような歌い方は変わっていないけれど。

今の私でさえも、

”大人の曲だなあ”
”大人の恋だなあ”

と感じるのに、どうやって13~4歳の私は
この曲を理解して、聴き込んでいたのだろう・・・。




カクテルの味も知らなかった、あの頃。




”憧れ”が全てだったかも、しれない。


いつか、大人になったら
こんな”恋”をするんだろうなぁ・・・という漠然とした、憧れ。

そして、アイドルの歌とは全然違う
スモーキーな、ブランデーの色のようなサウンドは


思春期の私の心を揺さぶるに、十分すぎるほどの
刺激があった。



 二季物語の冬・・・



30代最後になって、

Reflectionsに登場する”恋”について
心あたり、を覚える。



終わりのない恋なんて 多分恋じゃないぜ
傷つかない恋ならば  しないほうがいいぜ
燃やしすぎた恋だから きっと忘れないぜ(HABANA EXPRESS)


たぶん離れれば恋しくなるさ
君の面影に触れたくなるさ
待っててくれとは今は言えない
コインでも投げて決めてくれ  (喜望峰)


俺のこころの 静かな雪は止まず
あなたへの愛を閉じ込める
あなたへの愛を閉じ込める   (二季物語)



25年前に”憧れ”ていた ”大人の恋”は
憧れるほど、美しいものではなく、

やはり スモーキーで、ブランデーの色をしている。



このRe-Cool Reflectionsは、

大切に飲まずに眠らせていたワインを

ふと、思い出して

もろくなったコルクをそっと抜いて

グラスに注ぐと、

おそらく、あの頃よりもずっと
極上の香りと味わいを醸し出しているような、

そんな、CDだ。


あの頃とは違った、”恋”を経験した人に、

オススメの一枚。











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