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産む機械

2007年01月31日 | mama
 産む機械


柳沢厚生労働大臣。
貴殿の発言が、考え方が、”少子化”のもと。
そう言わざるを、得ません。


基本的な考えが出てしまったのだろうけれど
これが先進国の一大臣の発言とは情けない。

でもある一定以上の年齢の男性の中で
”機械”とはさすがに思っていないにしても
”女はこどもを産んでなんぼ”みたいな考え方を
持っている人は少なくない、と思う。

それを”機械”と言ってしまうのだから
大臣は奥様を大事にしていない、
女性を大事に思えない、かわいそうな方だ。

こういう考えの人の奥さんは、多分
自分の娘にこう愚痴る。


”女なんて、つまらないものよ。
貴女は、しっかりと手に職をつけて、
男性なんかに頼らないでも、きちんと生きていけるようになりなさい。”


心に穴があいたような母に育てられた娘は
母親の言葉を真に受けて
自分は、子供を産んで育てるだけの人生は嫌だ。
自分で、自分の幸せをつかんで、
しっかりと自分の足で歩くんだ

と、思う。

子供を生み育てることに、マイナスなイメージを
持ってしまう。
自分自身を生きるうえで、出産・子育ては
不自由だというイメージを持ってしまう・・・。


ほら、ね。

多分、柳沢大臣のような考え方、発言が
”少子化”のもとに、なっている。
そういう考えの人が、厚生労働大臣をやってはいけないでしょう。


小さな花だって、生きてる


”機械”ではない。

女性の体は男性の方や、女性本人でさえ気づかないほど
想像以上にナイーブで壊れやすい。

多くのリスクを背負いながらでないと
出産までこぎつけない。

双方が初めて、でないかぎり
ヒト・パビローマウィルスに感染する。
それが子宮頸がんにつながる場合もある。
他にも、年齢に関係なく
卵巣や子宮はさまざまな不具合が生じやすい。

自分の健康もさることながら
35歳くらいからの出産は胎児(こども)へのリスクも増えてくる。


それでも
女性は自身の持つ”強い女性性”ゆえ、
子供を身ごもり、出産し、守り、育てていくのだ。


女性性の、なせる業



私のまわりにも、色々なカップルがいる。


男性がもっと子供が欲しいを思っているけど
奥さんが、子供は一人で十分、というカップル

女性がもっと子供が欲しいのだけれど
相手がなかなか応じてくれない、というカップル

子供に兄弟がいたほうがいいけれど
働いているので、夜は疲れてしまって
面倒?なので、二人目は人工授精にした、というカップル・・・。


世の中も、考え方も、生き方も”自由”となった
今の社会では、自分たちの”スタイル”を確立していくことが
まず、最優先だ。

30代前半の結婚している女性と色々話をするが

”こどもは考えられませ~ん”
”こども産んだら、仕事が出来なくなっちゃうのが、怖いです”
”産んだら産んだで、受験とか大変そうで・・気がすすみません。”

とかいう返事が返ってくる。


う~ん・・・

”頭”で色々考えすぎてしまっている。

もっと”子供を産む、育てる”って

”自然体”なものではないかな・・・と思ってしまう。

そう、前述したように

”子供を生み、育てていく”ということに
あまりいいイメージを持っていないのだ。


少子化対策は、子育てに対するマイナスイメージの払拭からだ。



私は、ひょんなことから
臨月で離婚するハメになり
一人で産んで、10年間、育ててきた。

仕事と、子育てと、母の癌闘病と・・・
その長いトンネルをくぐってきた。

それでも、子供を産んで育てて、
良かった、と心から、本当に感謝している

そのことを、
これからの若い女性たちに伝えていくのが、

私の”MISSION".

私が出来るであろう、小さな”少子化対策”。


そう、女性は全身でこのことに体当たりしているのだから、

”産む機械” なんて、絶対にありえない言葉。

それなら、

”産む機会”がどんどん増える社会制度を
整えて、下さいな。


厚生労働大臣殿。












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