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ヨーロッパの食便り~Tea編

2007年05月22日 | せずにはいられない・・旅の話
ヨーロッパの食便り~Tea編



東京にいると、ティータイムにお菓子なんて
食べないのに、

なぜか、ヨーロッパの、ざっくりとしたケーキを
目にすると、食べたくなってしまう。

東京では、パティシエたちが凌ぎをけずって
まるで、
芸術作品のようなケーキがあちこちに並んでいるが

それにくらべたら、

非常にシンプルで、”そのまんま”なお菓子たちに
なぜ魅かれるのか、考えながら、書いてみよう。


”Afternoon Tea"といえば、イギリス。

(私にAfternoon Teaを語らせると長くなる。)


イギリス人は、本当にTea Timeを大切にしていて、

例えば、朝は

ご主人が、マグカップにミルクティーを入れて
大きなビスケットを持って、

”Good Morning”と起こしにきてくれる。

何軒も、そういうご家庭があった。


午前中、試験を受けているときの、試験官のイギリス人は、

人が、試験中だというのに、

Tea Timeの時間になると、カチャカチャと音をたてて
教壇で、紅茶を飲みだす。

・・・という具合に。

イギリスの気候と、水が、本当に紅茶を美味しくさせるのだ。


17年前に、大学の卒業旅行でロンドンに来たときは
なんと生意気な女子学生だったのだろう、

Brown’sやRitz(いずれも超高級なホテル)で、
アフタヌーンティーを楽しんだ。



が、今回は、息子と一緒。 
高級ホテルはパスして、
ごくごく一般的なティーのメニューを楽しむことに、する。





リバティーの中にある、Tea Roomにて。

大きなスコーンに、デヴォンシャークリーム、
そして、コテコテに甘いストロベリージャム。

大きなTea Pot には、濃い目の
ブレンドティーがたっぷり・・・。









フォートナム&メイソンにあるレストランでも
午後のティータイムメニューが楽しめる。

きれいな、水色のおそろいのティーセットは
レストランのインテリアとマッチしていて
ちょっと優雅な気分になる。

お客様も、上流階級とおもわれる
紳士・淑女が、のんびりと午後の時間を過ごしている。

ここでのお茶のおともは、

・・・プレーンなスポンジケーキに
甘いジャムがはさんであるだけの、もの。

・・・懐かしい・・・

このケーキは、よく学校の
クリーニングレディースたちが休憩室で
バクバク食べていたのと、同じ。

あまりに進歩していない
イギリスの製菓業界に苦笑しながらも、

いつまでも、変わらない味があることが
妙に嬉しかったり・・・する






オランダでも、ついカフェでケーキが
目にはいり、コーヒーのお供に頼んでしまう。




大粒の、ダークチェリーが堂々とのっている、
いわゆるタルトのような感じだが、

不思議と、甘くない。

ダークチェリーそのものの、すっぱさが際立つ。

見た目もそのまんま、なら、味もそのまんまだ。

そのシンプルさが、かえって魅力的なお菓子になっている






公園の中のカフェ



キューケンホフ公園のカフェでも、
大きなアップルタルトが目にはいり、
思わずトレイにのせてしまう。





大きなアップルタルトだが、
そのほとんどが、薄味にシナモンで煮たりんご。

これも、全然、甘くない。

りんごの煮方も、日本のアップルパイのように
色がキャラメル色になるまで
砂糖を入れて、煮るのではなくて、

ちょっと柔らかくした程度。
シャキシャキとした、りんごの、歯ざわりも健在。

これもまた、見た目もシンプルだが、味もシンプル。


でも、それが美味しく感じるっていうのは・・・





キューケンホフ公園




こんな美しい景色を眺めながら、

小鳥の声を聞き、

水のかすかなせせらぎを感じ、

さわやかなそよ風に吹かれ、

色とりどりの花からは

生きていることの、”JOY”と”Power”をもらい、

新緑の、新しい芽吹きの薫りを胸いっぱい吸い込むと・・・


あとは、もう、シンプルなものだけで、十分なのだ。


余計な装飾も、
余計な甘さも、なくて、

身体がそのものだけを、欲しがっているようにさえ、感じる



こうして、

朝からしっかり朝食をとりながらも、

Tea Timeをしっかり楽しんだ、私。


・・・暫く、体重計には、のりません。









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