きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

パイラン

2010年09月11日 | 韓国
ラブ・レター~パイランより~(原題:파이란)  2001年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:ソン・ヘソン
出演:チェ・ミンシク、セシリア・チャン、ソン・ビョンホ、コン・ヒョンジン

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"세상은 날 삼류라 하고, 이 여자는 날 사랑이라 한다."
~世間は私を三流だと言うが、この女は私を愛だと言う~

感動しちゃったよー
こういうのに遭遇して感動するから映画って楽しいよね☆
ありえない設定なのに、全然納得しちゃう
会ったこともない偽装結婚した相手が死んじゃってから話が始まるなんてね
驚きだわ
前半、二人の接点が見えないときはどうなるのかわかりにくかったけど
パイランが洗濯屋で働くようになってから俄然面白くなった
ラブストーリとはちょっと違う
お互い会ったことも話したこともなくて純愛かと思うけど、それも違う
人って誰かを愛する生き物で
誰かを愛して誰かに必要とされて、そうしてやっと生きていられるっていうか
そう思うと切なくて切なくて、、、

身よりのない異国でひとりで生きるしかない若い女性にとって
偽装結婚であっても夫と呼べる人がいることだけで生きる支えになるってことが切ない
東海の海の見える田舎町で暮らすセシリア・チャンの寂しげで清楚な美しさが本当によく似合ってました

で、そんな彼女に「世界で一番優しい人」と言われたダメやくざのカンジェ(チェ・ミンシク)が真から駄目な奴なんだよね
一緒にヤクザの世界に飛び込んだ相棒(ソン・ビョンホ)は組の親分になってるのに自分は今だ下っ端で若いやつからもバカにされて、人がいいからヤクザの仕事もまともにできないし、でもすぐ頭にきて喧嘩するし、気が弱くてどーしようもないおっさんヤクザ
この駄目っぷりがチェ・ミンシク最高なの
セシリア・チャンの身綺麗さとチェ・ミンシクの汚れっぷりの対比が面白い

カンジェが海で手紙を読んで男泣きするシーンは、あれ観て泣かない人はいないと思うわ
たどたどしく書かれた手紙を読んで浄化されたというか、しみじみ自分の人生が嫌になったんだろうな
ラストはね、あれはそうなってもそうならなくてもどっちでもいいな(笑)
私的にはカンジェがパイランのお骨をもって田舎に帰ろうとした時点でこの物語は完結しちゃった

カンジェといつも一緒にいるギョンス(コン・ヒョンジン)と洗濯屋の女主人のキム・ジヨンの存在がこの映画を明るくさせてくれて大事な存在になってます
コン・ヒョンジンは何処でお逢いしても本当に良いです☆
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三流のチンピラ、カンジェ(チェ・ミンシク)。彼はボスの身代わりとなってムショ入りすることになるが、そんな時「奥さんが死んだ」という連絡を受ける。中国から来た女性パイラン(セシリア・チャン)と金目当てで偽装結婚していたのだが、彼女が東海(日本海)海岸沿いにある寒村で亡くなったのだ。カンジェはギョンス(コン・ヒョンジン)と共に会ったこともない妻の遺体を引き取るために江原道へと旅立つ。