きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

容赦はない

2011年07月26日 | 韓国
容赦はない(原題:용서는 없다)  2010年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ 
監督:キム・ヒョンジュン 
出演:ソル・ギョングリュ・スンボム、ハン・ヘジン

容赦はない


衝撃のラストが苦しい
今まで観た中で一番残酷で悲しい最期だったかもしれない

ジャンル的にはスリラー映画なのかなぁ
単純にサイコサスペンスと言えない
一番ぴったりするのはやっぱり「復讐劇」
「オールドボーイ」に近くて、オールドボーイもすごい映画だったけど
こっちのほうがもっとどうしようもない終わり方で辛い、辛すぎる!

体を切り刻むところは「カル」を思い出した
、、って簡単に書いてる自分がどーかと思うけど(笑)

女性刑事役を演じたハン・ヘジンが「撮影が後半に進むにつれて2人の先輩が言葉少なになり食事もしなくなったので心配した」と言ってたけど大変だったと思う
精神的どれだけ自分を追い込んだんだろうと想像するだけで辛いです

これは誰にでもお薦めできる映画じゃないです
駄目な人は絶対ダメ~~って言われそう
でも、私は面白かったんですけどね

最初は事件の糸筋や「断絶」という意味から「端緒」というタイトルでストーリーを展開していったが、修正を重ねるうち「端緒」は素材に過ぎず伝えたいことは「容赦」になった。

と、監督さんが言ってました
どうしても容赦できなかったのね

、、って書いた後もう一回観なおしたんだけど
ここまで残酷な復讐をするほど赦すことができなかったことが理解できなくて
そこがやっぱりサイコってことなのかな
怒りと悲しみから正常な精神でなくなったイ・ソンホ(リュ・スンボム)
ラストシーンの穏やかな表情が印象的です

そのあたりは字幕なしで観てるので、もっとしっかりと理解したいです
ぜひぜひ、、字幕付きでDVD発売をお願いしたいです

ここまで重いストーリは半端な演技力では無理よね
ソル・ギョングとリュ・スンボムが素晴らしいの一言です
リュ・スンボムが犯人であることは最初からわかってるけど動きもセリフも少ない
言葉遣いも妙に丁寧で、静かな口調で、殺人犯という怖さというよりも
さらに緊張感が伝わってきた
この年はスリラー物が流行ったけれど、サイコ犯としては彼が一番怖くて悲しい
最高です

娘を狂わんばかりに捜し歩くソル・ギョングと犯人のリュ・スンボム
二人を見てるだけで胸が締め付けられそうでした




科学捜査隊最高の実力派解剖検査医カン・ミノ教授(ソル・ギョング)。唯一の家族である娘と一緒により多くの時間を過ごすために仕事を整理した彼は最後の事件の依頼を受ける。それはクムガンで発見された切断殺害事件。六つに切り裂かれた美しい女性の死体、片方の腕が消えた前代未聞の事件だった。