二人の共演を楽しみにしてて、予告編でさらに期待してて、映画公開日に早々に行ってきました。
いろんな予想を超えて、なかなかなチャレンジングな作品。真っ直ぐに丁寧に描かれた恋愛映画だった。
今ヶ瀬(成田凌)は出会った瞬間に恭一(大倉忠義)に恋して、何年も恋焦がれてた。
恭一曰く「粘着質なゲイ」
その一途さがね、よかったねぇ。
ワインもらった時の会話での表情で私もウルっときちゃった。
成就しにくい恋だって承知の上で好きなのは好きなんだもんね、成田凌くんの目がウルウルしててエロくて超可愛かった。
「恋愛ってすべてにおいて、その人だけが例外になる」 言い得て妙。
大倉くんがね、いい感じに年齢重ねて大人な色気があって良かったのよ。
恭一は男女問わずもてまくりな人。そして「流され侍」と呼ばれるほど優柔不断。
一見優しそうだけど、一番罪な人。本当は自分勝手でクズだよ。
演じるの難しかったよね。
今ヶ瀬に迫られて受け入れちゃったのでびっくりした。
そこも流されるんかーい、って思ったもんね。
そこがいわゆるBL的なものとはちょっと違う。
恭一は結婚する人生を送るもんだと考えてる人なんだもん。
恋愛に体の繋がりは切り離せなくて、本作はそこを避けてないんですよ、そこが凄い。濡れ場が超多いです。
拒否感を持つ人も多分いるだろうと思うけど、二人はどこを切り取っても絵になった。流石としか言いようがない。
主演二人が最高に素敵です。
黄色い灰皿
ピンクのジッポー
今ヶ瀬がちょこんと座ってた椅子
その椅子に座る恭一のラストシーンがあまりにも爽やかで、浄化された気持ちで終わった。
これはもう、一筋縄ではいかない作品です。
多分、想像をはるかに超える作品です。
(R指定はこれであってるのかな?)
大倉・成田主演作、行定監督「背徳感を表現するのは難しい」
『窮鼠はチーズの夢を見る』実写映画化。行定勲監督が現場で感じた、役者の力
窮鼠はチーズの夢を見る 2020年 ☆☆☆☆☆
監督:行定勲
出演:大倉忠義、成田凌、吉田志織、さとうほなみ
優柔不断な性格から不倫ばかりしてきた大伴恭一(大倉忠義)の前に、ある日、妻から派遣された浮気調査員が現れる。その調査員は、卒業以来会っていなかった大学の後輩・今ヶ瀬渉(成田凌)だった。彼は、体と引き換えに不倫を隠すという取り引きを恭一に提案する。恭一は拒否するが、今ヶ瀬の真っすぐな気持ちに触れるうちに、二人の時間に少しずつ心地よさを感じるようになる。
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