きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

海洋天堂

2011年09月27日 | 香港・台湾・中国
海洋天堂  2010年  
監督:シュエ・シャオルー
出演:ジェット・リー、ウェン・ジャン

海洋天堂


じつはジェット・リーのファンが作った「海洋天堂」の日本公開を願って立ち上げたブログを以前に見たことがあるんですよね
それがこの映画だったんですね
無事に公開されて、そしてこんなに素晴らしい映画だったことが私も嬉しいです

ストーリは予告編で見ればわかるそのまま
ごく単純でストレートで、もう見る前から絶対に泣く!ってわかるストーリなんだけど
もちろん泣いたんだけど
なんていうかぐいぐい泣かされる感じじゃないんですよね
自分でも気がつかないくらいにはらはら泣いてた

21歳の息子の自閉症のターフーをありのまま受け入れたシンチョン(ジェット・リー)の
静かで大きな親の愛情をじんわりとしみじみ感じます
周囲の人も彼に暖かいんですよね
ターフーを演じたウェン・ジャンは本当に自閉症の青年かと思うほど自然でした

死期が迫っているのに亀の甲羅を背負い自分はウミガメだと息子に言い聞かせて
一緒に泳ぐシーンは、辛い状況なのに必死だからこそなんとなくクスッと笑ってしまう
日常生活の送り方を息子に教え込むシーンは楽しくて微笑ましくて
親が子供に残すもの、伝えるものはなんだろうと思わず考えさせられました

自閉症の息子は自分の世界だけで生きているから幸せなんだっていうお父さんの独り言が印象的でした
タイトルは「海の天国」っていう意味なんだそうです
音楽も素晴らしかった
お父さんは息子にちゃんと生きる場所(彼にとっての天国)を作ってあげたんだよねぇ
しみじみ感動するいい映画でした




中国チンタオの水族館で働くシンチョンは妻に先立たれて以来、自閉症の息子ターフーを男手ひとつで育ててきた。ところがシンチョンに癌が見つかり余命がわずかと判明してしまう。これまではターフーの面倒をつきっきりで見てきたシンチョン。しかし、息子の将来を案じた彼はターフーがひとりで生きていけるよう、食事の作り方やバスの乗り方、買い物の仕方を一つひとつ教え込んでいく。


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