自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

コケッツ空から襲われる

2013年10月03日 19時42分09秒 | 自然
今日の夕方、真理子さんの叫び声で外へ出てみると、
コケッツが何者かによって襲われていました。
また、キツネかテン、もしくは最近出没しているネコか?と思い、
小屋へ見に行ってみると、なんと・・・鳥!!!?
空から猛禽(多分トビ)に襲われ、羽をばたつかせていました。

しばらくこう着状態が続いたものの、
カメラで写真を撮ろうとしたした瞬間、
獲物のニワトリを置いて逃げていってしまいました。

他のコケッツの無事を確認しようと小屋を見てみると、
5羽のニワトリが小屋の隅に恐怖で縮こまっていました。

あれ?あと2羽は?
まさか、連れ去られてしまったのでは・・・?
と心配していたのですが、
騒ぎが収まった頃に、草陰からのそのそと出てきたところを
無事、高木さんに保護されました。

とっさに逃げていたんですね。よかった。よかった。

やられたコケッツを後から見てみると、
首の骨を折られていました。すごい力だ・・

コケッツが亡くなってしまったのが残念なのは
もちろんなのですが、
目の前で見た猛禽類の迫力に私はすっかり
心を奪われてしまいました。

それにしても、カラス、ネコ、キツネ、テン・・・
加えて空からの攻撃と、コケッツの防御対策は
年々増えていくばかり。。。
人間VS野生動物の知恵比べがまだまだ続きそうです。

(ふった)