自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

つり船で大物を釣り上げるの巻

2013年10月04日 19時51分51秒 | セミナー・研修
少し前の話題になりますが、
先日研修が終わって旅立った、スタッフのさまりーとともに
寿都の漁師・川地さんのつり船に乗せていただきました。

その日は朝6時に集合し、早速船に乗り込みました。
幸い波も穏やかでした。
ただ、その見方が甘かったと後で思い知らされることになるのですが。。。

川地さんは、寿都で父親から漁師を継ぎ、
夏はナマコを獲り、お客さんからの要望があればつり船を出しています。
また、河内さんの奥様が日本海食堂という
地元の獲れたての魚介類を提供する食堂を切り盛りされています。

※川地さんの詳しいお話は
 BYWAY後志12号(2013.8月)に高木さんとまやPが行った取材の記事に
 掲載されています。自然学校にもありますので、ぜひご覧ください!

横澗の漁港から出発し、船についているソナーで小魚の群れを探し、
寿都湾の真ん中辺りまで船で出ました。
本日の獲物はもうすぐ旬を迎えるタラです。

タラは比較的深い所に住んでいる魚で、水深70mから100m付近に
生息しているとのことで、その辺りを狙って釣り糸を垂らします。
エサは生イカ、ほっけです。エサが豪華すぎて、まず驚く私達2人。

さらに、びっくりしたのは、糸を入れて、
少し釣竿をゆらしたと思うと、瞬時に魚がかかったのです!
それがこれです。

でかすぎる~!6kgもありました。

その後も2時間程度の間に、タラが10本程度、
タラ以外にモンケ、ヤナギノマイ(ソイの仲間、お刺身うまし!)が釣れました!

漁船の機械によって、海底の起伏、水深、魚の群れなどがわかるようで
その性能にも驚きましたが、

お客さんのニーズに合わせて、獲物を釣らせて満足してもらうというのは、
獲物となる魚の生態はもちろん、潮の流れや天候、様々な海の知識が
あってなせる業なのだと、感動しきりでした。

船の上での体験は、非常に楽しく、次から次へと聞きたいことが
たくさんあったのですが・・・
途中からものすごい船酔いに襲われ、それどころではなくなってしまったのは
非常に残念でした。。

しかしながら、貴重な体験をさせてくださった川地さん、
本当にありがとうございました。

今年、日本財団さんから助成をいただき、海の活動を広げるための
様々な道具を購入させていただいたのですが、
せっかくなので、漁師さんのお力も借りて海の活動のプログラム集を作成したいと
考えています。

今後、海の活動がもっと広がるように、
色んな可能性を見つけていけるように、
今回の体験も活かしていけるといいなぁと思っています。


(ふった)