自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

GWプログラム「春色に染めよう♬みんなでわくわく草木染め」

2019年05月04日 18時12分50秒 | 子ども向け主催事業

GW中盤、雨の日もありましたが、今日は快晴!
10名弱の方が集まってくださり、ポカポカ陽気のなか、草木染めスタートです。

なんと!(?)、この草木染めのプログラム。
数々のプログラムをまわすディレクターふったの、一番のお気に入りプログラムなのです。

4月のうちから、焙煎液をつくったり、試作をしたり、準備を進めていました。
ふった作の試作品はこんな感じ。いろいろないろ!

各地で様々なイベントが行われているGW中ですが、
のんびりまったり、今ならではの季節を感じられたらいいな~と企画したプログラム。

とーーーっても奥が深い染め物。
いろいろとやりかたがありますが、今回はふったアレンジで、みんなでもやりやすいやり方で染めていきます。


やり方をふったから聞いたら、早速みんなでお箸やビー玉を使って、さらしに模様づけ。
ある程度のお手本ややり方はありますが、実際どのように出来上がるかが予想できないのが楽しいところ。
みんな思い思いな模様の元をつけていきます。


    

  

さて、肝心な染め液は、みんなで学校の周りで調達したものを使います。
今回はヨモギ、フキノトウ&タンポポ、サクラの枝、白樺の皮の4種類で染めることに。
(このあと、子ども達の希望もあり、桜の花びらも追加)

材料がこんもり集まったら、お湯の入ったお鍋に投入!
ぐつぐつとしばらくに立たせている間に、わたしたちはお昼ご飯。

ちょくちょうお鍋の様子も見ながら。

  

さて、準備ができたので、いよいよ思い思いに縛ったり結んだりした布を、お鍋にGO!

そのままグツグツしておき…20分ほどでとりだしてみると、おお!?

すかさず、焙煎液(鉄と木灰の二種類)にドボン。すると…おお!
色が!

 

 

お好みで、何回か液につけたり。違う種類の液でミックスしたり。液によってはなかなか色が付きにくかったり。

つけてみるまでなにがおこるかわからない!

色がついたら、割りばしや輪ゴムを外して、模様を確認。
いろいろなリアクション!

パタパタと干しているうちに、終わりの時間になりました。

  

最後はみんなの作品と一緒にパチリ。

一見鮮やかな花から、あれ?あまり色が付かない…

となったり、一見一番渋くなりそうな桜の枝が、とても濃い色が出たり、
きれいな緑のふきのとうが、いぶし銀な綺麗なグレーになったり。

これは奥が深い!
材料や、何で焙煎するか。どれぐらい煮立たせるか。どれぐらい液につけるか。
一つ一つの作業によって、色がかわる!
今回は春の素材で染めてみましたが、季節ごとの色で染めるとどうなるのかな…
と、いろいろわくわくな染め物タイムでした。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

(ちこ)