自然学校発 黒松内だより

黒松内町わんぱく探検団2月_みんなの遊び場づくり

土曜日は、黒松内町教育委員会の事業、わんぱく探検団を行いました。

今回のテーマは「みんなの遊び場づくり」。

自分たちが「遊ぶこと」を第一目的とするのではなく、「楽しんで作る事」に主軸が置かれててます。

作るものは、森のようちえんの冬のプログラムで大人気の「雪の迷路づくり」及び「雪だるま」。

 

とはいえ、当日「さぁ迷路作るぞ!」言ってもポカーンとした状況になるのは目に見えていますし、そう時間があるわけではありません。

そこで数日前に、教育委員会さんらと一緒にコース決めをし、ある程度の部分は作っておきました。

結構広いですね。

 

さぁ迎えた当日。

参加者は町内小学生15人程度の他、幼稚園の子も来てくれました。

最初は迷路全体を把握するためにも、宝探し。5つのお宝を隠したので、探してみよう!

 

するとものの2分程ですべて見つけました。

「かんたーん」「すぐわかったよ!」

という声もありましたが、その通り。

壁が1mあるところもあれば、20cmのところもある、これをみんなで難しくしていくのですよ!

と説明すると結構モチベーション高い。

スコップやスノーソーを手に、思い思い迷路の拡張が始まりました。

行き止まりをひたすら深く掘る子、秘密基地を作る子、正統派にブロックを積んでいく子、雪のお風呂を作る子、、、

 

みんな熱中して作業しており、休憩の声掛けをするも現場にとどまり作業を続けたい様子。

しかしえぇい休憩は必要だぁと無理やり休憩タイムを入れると、そのまま遊びスイッチも入っちゃいました。

みんなでそりすべり&しりすべりタイム、迷路を使ってのサバイバル雪合戦が始まりました。

 

サバイバル雪合戦ですが、これがまた楽しい!

遮蔽物で身を隠しつつ移動し、狙いを定めて投擲する行為は本能に訴えかける何かがあります。

大人+ヘルプ v.s. 子どもチーム で2回戦、わいわいと楽しみました。

 

その後、再び作業する中で、雪だるま→雪像 組が見事な新幹線を作ってくれたり、

現代アートを加えてくれたりしました。

枯れ枝を雪に刺し、付け根を緑色に着色するというハイセンス。

緑が上部だろうと大人は常識で考えてしまいますが、さすが子どもの感性です。真似できません。

 

最後は、おつかれさまココア。

アナウンスががあると、みんな即座に遊びや作業を中止し集合、我先にとココアに群がっていました。

みんなココア大好きなんですね。

ココアを飲んだところで時間はお昼。

最後に挨拶をして解散しました。

 

今回の目的は、「遊ぶ場所」を「子どもたち」が作ること。

黒松内町は放課後活動や児童館が充実していますし、加えて近年の子どもはたくさん習い事をしていて忙しいです。

しかも時期は北海道の冬。寒いし遊具は埋まって雪の中です。

子どもたちが室外で思い思いに遊ぶという機会が、やはり少ないです。

 

今回は遊び場を町の中心部に新たに作ることで、冬の新たな遊び場を提供。

しかも「僕らが作ったんだぞ」と友達を誘うことができます。

今回出来た迷路は、自由に拡張しても修理しても構いません。

みんなの遊び場として今後も利用していって、また自分たちで遊ぶ場所や遊びを生み出していって欲しいと思います。

 

(たつみ)

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