不整脈と心房細動。
不整脈は、心臓が本来は規則的なリズムで血液を送るポンプ役が、規則的でなくたった状態。
心臓は、左右に、心房、心室がある。
頭の方に近いのが、心房。その下にあるのが心室。
従って、左右と上下を組み合わせると、右心房、右心室、左心房、左心室の4つとなる。
心臓は、この4つが合わさって、一つの心臓となる。
血液は、心室に入って、心房経由して、動脈へ流れる。
不整脈は、上にある心房が正常に機能してない状態の時に発生する。
それを心房細動と言う。
細動は、細かく動くと書くが、実際は、痙攣しているだけで、動いているわけではない。
従って、下の心室から上の心房に血液が入った時、血液の流れに澱みができ、心房内に血栓ができる。
人間の血は、怪我をした時に、止血できるように固まる性質を持っている。
その心房内でできた血栓が、動脈を通り、脳の血管で詰まると、脳梗塞。
心臓を動かす血管で詰まると、心筋梗塞。
心房細動の動きは、ここを参照:
http://www.cardiac.jp/view.php?target=af_af.xml&lang=ja&flipmode=0
心室は、メインのポンプ役。
これが機能しないと、必ず死ぬ。
心房細動はあっても、心室細動はない。
(医学的には、心室細動もあるが、危険な状態で、救命処理をとる必要がある状態。)
心室が機能していて、上の心房が小刻みに動いているので、脈としは、途切れ、不整脈となる。
血栓をなくす対策は、血液をサラサラ状態にする薬を飲むことになる。
サラサラ状態と言うことは、出血したら、血が止まらない状態になるので、出血するような事故や怪我は避けなければならない。
私は、診察時、毎回、血液検査をしているが、採血後、約15分ぐらいは、血が止まらない。
あの針を抜いた跡の穴から、血が滲み出る。
薬にも因るが、一般的に血をサラサラにすると言われる納豆は食べられない。
サラサラにする食品が、サラサラにする薬の効き目を弱めてしまうようだ。
血をサラサラにするだけでは、不整脈が治らなので、心房への電気信号が正常に機能すうように、神経系を活発にする薬も合わせて飲む。
不整脈が出て、なかなか正常な脈に戻らない場合、心臓への電気ショックで戻す。
この治療の場合は、全身麻酔で、起こされた時には、治療は終わっている。
私は、今までに、2回、電気ショックを受けている。
死にかけた人が、電気ショックで、生き還ったりするので、心配することはない。
死ぬことはないと考える。
全身麻酔なので、記憶もない。
心臓のある上下の辺りの胸に、丸く電気が通った痕が残るくらい。
電気ショックの直後は、くっきりと残っているが、それも自然に消え、ずっと残ったりはしない。
2度目の時は、電気ショックの出力を上げながら、3回実施したと聞かされた。
6月29日の日経新聞の記事によると、
・日本には、100万人から200万人の患者がいる。
・心房細動の罹患率(りかんりつ)は、60代で2%、70代で4%、80代で8%。
・自覚症状は、動悸、息切れ、めまい、胸のモヤモヤ等、人によって様々。
私の場合は、気分が優れなく、低血圧のような感じ(実は低血圧にはなったことがないので、正しい表現ではないが)
不整脈の発見方法は、おかしいなと感じたら、手首の脈をとる。
不整脈かどうかを調べるだけなので、取り敢えず、脈をとって、脈が飛んでいないかを観察する。
脈が飛んでいたら、気持ちは安静になりたいが、心電図が検査できる病院、医者に駆け込む。
不整脈時の心電図により、原因が特定できる。
不整脈が治った状態では、検査しようがなく、聴診器を当てても正常を確認するだけ。
そして、暫く、様子を見ましょうとなる。
心電図を取って、記録を残すこと。
心臓はひとつ。
心臓を一時的に休ませることもできないので、心臓には気をつけよう。
おかしいと思ったら、脈を取る。
私もこれで、不整脈を見つけた。
私は、20代の時に、不整脈が起きていた。
心電図や心臓病を知りたい時は、ここを参照: