太田房江と聞いて、わかる人は、大阪人ぐらいと考える。
横山ノックのあと、2000年~2008年まで、2期大阪府の知事だった。
先日、自由民主党の広告看板に、太田房江氏のポスターが、4枚貼られていた。
このおばさん、どこかで見た顔やなと思い、名前を見たら、太田房江、元大阪府知事と書かれていた。
今回、自民党の比例区で立候補。
なんとか滑り込みセーフで、参議院議員に当選。
比例区の次点者との差は、300票。
ブラック企業の代名詞と化した、和民の元会長、渡辺氏も当選。
京都の選挙区では、民主党の前原氏が推していた民主党議員が落選。
共産党が、滑り込んだ。
大昔の京都府知事は、共産党の知事だった蜷川虎三氏。
1950年から1978年まで8期知事を務めた名物知事。
比例区でも、民主党の大物政治家が(石井一氏、鹿野道彦氏)が落選。
東京都の選挙区でも、民主党候補が落選。
でもしかは、ないが、維新の会とみんなの党が、選挙協力していたら、当選した選挙区が、京都、福岡の2選挙区あった。
選挙後の会見で、野党が惨敗した結果を受けても、維新とは組まないと言う発言をするような党首は、いただけない。
こんな党首だから、票が伸びない。
比例区では、真面目に政治に取り組む(放射能、震災被災地、薬害等川田龍平氏に投票した。
党首嫌いでも、良い政治家には投票する。
みどりの風、緑の党、生活の党、大地が比例区で、ゼロ。
生活の党の党首のお膝元、岩手県で、敗退。
選挙区、比例区でも当選なしの状態。
みどりの風に至っては、参議院の議員4名から0名になった。
衆議院の2名だけの党で、政党要件を失った。
なお、その2名とは、最近は静かになったと言われる亀井静香議員と阿部知子議員。
党の代表だった谷岡氏、みずからが、落選してしまった。
みどりの風では、「風が吹かなかった」と言っている。
しかし、風が吹いていはいたが、自民党の風に流されてしまった。
これは、みどりの風だけではなかった。
野党全党に言える話。
今回の改選では、次の通り。
自民党 65名、公明党 11名。
民主党 17名、みんな 8名、維新 8名、共産党 8名、社民党 1名、
諸派 1名、無所属 2名。
合計 121名。
民主党 改選前44名から17名に、27名減。
生活の党 改選前6名から0名に、6名減。
みどりの風 改選前4名から0名に、4名減。
自民党 改選前34名から65名に、31名増。
どこに風が吹いたか、風に流されたかは、明確である。