今回、比例区で当選した自民党の太田房江議員。
2000年に全国で女性初の知事に就任し、2期8年間、府知事を務めた。
選挙戦では知名度を生かして、大阪府内を中心に活動したが、日本維新の会の松井幹事長(府知事)らから、「府知事時代に府の借金を増やしながら、多額の退職員をもらった。一部でも返すべきだ」と批判を浴びた。
太田さんは「退職金は無職の備えとして用意されたもの。胸を張って仕事にまい進したい」と話した。
その退職金については、新聞記事では、金額が書かれていないが、退職金は2期分で8350万円。
財政赤字の大阪府の退職金、決まり事ではあるが、多いと思います。
1年間当たり、約1千万円の退職金。
胸を張って言える退職金額かと、問いたい。
その後、知事になった橋下元知事は半額を受領、松井知事は、退職員規定を改訂した。
休題:
大阪府知事の退職金の見直しその後:
大阪府松井一郎知事は、2011年2月、知事退職金を従来の条例で定めた金額から85%減の629万円とする考えを示した。松井知事は知事選で退職金の半減を公約に掲げていたが、「公約よりきつく、府民に理解されるだろう」と語った。
大阪府知事の退職金は、条例で「給料月額(145万円)×在任期間(48カ月)×定数(0.6)」で 計算され、従来は4176万円だった。
しかし、府特別職報酬審議会は財政難などを理由に知事退職金を最高裁裁判官と同水準にすることをめざし、定数を0.2に、給料も131万円に引き下げる案をまとめた。この通りなら退職金は1258万円になるが、松井氏はさらに半減させて629万円とすることにした。府は2月議会に条例改正案を提出する見通し。
・府によると、条例に基づく知事の退職金は4176万円。橋下前知事は財政難を理由に50%カットを実施し、任期満了前に退職したため、1914万円を受け取った。 今回、報酬審は「(現行の知事退職金は)民間に比べて高い。変革に立ち向かわなければならない大阪のリーダーとして民間水準を上回るべきではない」として現行の3分の1の1258万円が妥当と判断。さらに橋下前知事が実施した50%カットも踏襲すべきだとの意見をまとめた。
松井知事は報道陣に対し、「その方向でいきたい。府民の理解は得られるだろう」と述べ、意見具申を受け入れる考えを示した。府によると、全国の知事の退職金は平均約3900万円。
この規定が適用されると、大田房江元知事の8年間の退職金は、1258万円。
約7100万円多い、計算となる。