老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

555;上手な介護サービスの活用処方 第46話「認定調査の項目」 〔43〕 「収集癖」

2017-11-19 19:56:09 | 上手な介護サービスの活用処方
 上手な介護サービスの活用処方 第46話「認定調査の項目」 〔43
                4-10 収集癖(有無)

ここでいう「いろいろなものを集めたり、無断で持ってくる」行動とは、
いわゆる収集癖の行動のことである。


1.ない
2.ときどきある
3.ある

・昔からの性格や生活習慣などで、不要と思える箱や包装紙等を捨てないでいるが、
 明らかに周囲の状況に合致しない行動であるため、「ない」になる。

・毎日外に出て石を拾ってきて自室内に保管している。収集した石を勝手に廃棄すると
 本人が怒るため、家族はそのままにしている。この場合は「ある」になる



収集癖のある認知症老人はおられるのであろうが、私の場合
また介護相談や認定調査などにおいて遭遇したことがない。
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553;抱きしめたくなる胸

2017-11-19 10:29:03 | 老いびとの聲
抱きしめたくなる胸

ママの胸は赤ちゃんのもの

キュ~ンとくる胸
トキメキの胸
ジ~ンときたときの胸
ドキドキしたときの胸
ハラハラするときの胸
抱きしめたくなる胸

抱きしめたくなるときの胸
どんなときかな
辛いとき
悲しいとき
再会したとき
恋しているとき
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552;“水でも器に盛られた瞬間から料理になること”

2017-11-19 05:33:35 | 介護の深淵
 “水でも器に盛られた瞬間から料理になること”

韓国ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』(韓国原題 大長今)(全54話)

4話「母の教え」の一場面を紹介ます。

「最高尚宮(チェゴサングン)になりたい」というチャングムに
ハン尚宮は「飲み水をもってきて」と・・・。
チャングムは、お湯、冷たい水、木の葉を浮かべたり、といろいろ工夫をしますが
何度もやり直しを命じられます。

ハン尚宮は、チャングムが最近、
泥水を沸かし洗濯をしたのは・・・と問いかけると、
チャングムは母の教きえを想い出した。
母親は水をあげるときに、
「お腹が痛くありませんか?」「今日お通じは?」「のどが痛いことは?」と、細かく聴いてから、
冷たい水や温かいお湯、甘い水を下さいました


ハン尚宮は、「そうよ、細かく聴くこと」。
そこに気づいて欲しかったの。
料理を出す前に食べる人の体調や好物、体が受けつける物。
それを考えるのが料理の心得だと教えたかった。
でもお母様からもう教わっていたのね。
お母様は立派な方ね。
水でも器に盛られた瞬間から料理になること。
食べる人への配慮が一番だということ。
“料理は人への気持ち”だとご存じだったのね」。

介護においても同じようなことが言えるのではないか、と私自身も教えられました。
食事や排泄、入浴などの介助を行うとき、
老人からどうしていただきたいのか、
「細かく聴くこと」と同時に
配慮(気遣い)していくこと、
それが重要なことであることに気づかされました。

コメント (3)
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