老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

追い立てられるような・・・・・

2020-10-14 08:39:01 | 老いびとの聲
1714 追い立てられるような・・・・

(仕事で)借金はしているが
取り立てに追われてはいないけれど
なんだか時間に追い立てられような気がして
気持ちの余裕がない

階段を昇るのがきつくなり
心臓がバクバクしている
体力が落ちたな、と
思考力まで落ちぬよう気をつけねば・・・・

忙しく時間がないときほど
何故か本を手にしてしまう
平成8年発行の古い文庫本『死にとうない』仙厓和尚伝 堀和久著(新潮文庫)を読み始める



仏教は、本来、悩み生きている人間に、「人生とは」「死とは」などを教え説くはずだったが・・・
仏壇に向かい、先祖への感謝とお願いごとだけに終わっている自分

和尚が「死にとうない」、と思っては成仏ができるのであろうか、と思いながら
『死にとうない』仙厓和尚の世界に入っていくとしようか