1715 人間、皆、同じよ!
今日の朝は11月末の寒さ
ネックウォーマーをしてよかった
玄関をでたら
那須連山から北風寒太郎がやって来たような感じ
beagle genkiだけがルンルン気分で散歩
散歩最中
幸せを感じるとは
幸せを思うときとは
幸せの価値基準はどこに求めるのか
などと考えてしまった
煩悩が強く悩みのなかにある自分
250石の馬廻り役である川越士縁焉は三十路になり、仙厓和尚に嘆く
「拙者はだめな男よ。死ぬまで、うじうじと小事煩悩に思いまどい、醜く老いさらばえてゆくであろう」
仙厓和尚は「わしはの、四十歳までは救いがたい蛆虫(うじむし)じゃったよ。小事煩悩の地獄を狂いさまいよってのう」
「なんの、人間、皆、同じじゃ」
美濃国山村の貧しい作男甚八の三男として生まれた仙厓和尚
彼をみごもったときから母親は、民間堕胎薬として知られている酸漿(ほおずき)の根を煎じてしきりに飲んだが効かず
臨月をむかえてしまった。
気弱な父親は、赤子を膝の下で圧死させることができず、川へ流すこともできず、
迷った末、山へ捨てた。
二夜すぎても、赤子は凍えもせず、餓死もせず、山犬に食われこともなく、
か細くではあったが泣き声を木こりに聞かれ
親許に戻された。(48頁)
空腹のまま、襤褸布を纏うだけの粗末な状態で
寒い山奥に捨てられ二夜も過ごされた
普通ならば餓死凍死で生命尽きるはずなのに
生き抜いた赤子に きっと生きる使命があったのですね
仙厓和尚の生きざまをこれから見ていくとしょうか
今日の朝は11月末の寒さ
ネックウォーマーをしてよかった
玄関をでたら
那須連山から北風寒太郎がやって来たような感じ
beagle genkiだけがルンルン気分で散歩
散歩最中
幸せを感じるとは
幸せを思うときとは
幸せの価値基準はどこに求めるのか
などと考えてしまった
煩悩が強く悩みのなかにある自分
250石の馬廻り役である川越士縁焉は三十路になり、仙厓和尚に嘆く
「拙者はだめな男よ。死ぬまで、うじうじと小事煩悩に思いまどい、醜く老いさらばえてゆくであろう」
仙厓和尚は「わしはの、四十歳までは救いがたい蛆虫(うじむし)じゃったよ。小事煩悩の地獄を狂いさまいよってのう」
「なんの、人間、皆、同じじゃ」
美濃国山村の貧しい作男甚八の三男として生まれた仙厓和尚
彼をみごもったときから母親は、民間堕胎薬として知られている酸漿(ほおずき)の根を煎じてしきりに飲んだが効かず
臨月をむかえてしまった。
気弱な父親は、赤子を膝の下で圧死させることができず、川へ流すこともできず、
迷った末、山へ捨てた。
二夜すぎても、赤子は凍えもせず、餓死もせず、山犬に食われこともなく、
か細くではあったが泣き声を木こりに聞かれ
親許に戻された。(48頁)
空腹のまま、襤褸布を纏うだけの粗末な状態で
寒い山奥に捨てられ二夜も過ごされた
普通ならば餓死凍死で生命尽きるはずなのに
生き抜いた赤子に きっと生きる使命があったのですね
仙厓和尚の生きざまをこれから見ていくとしょうか