俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

曼珠沙華

2012年10月05日 | 俳句

キラキラと 水面に映る 秋の風
(きらきらと みなもにうつる あきのかぜ)
14859 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


秋風に 微笑み増しぬ 鬼瓦
(あきかぜに ほほえみましぬ おにがわら)
14860 【季語】 秋風 【季節】 三秋


眩しさの 窓より入りぬ 秋日射し
(まぶしさの まどよりいりぬ あきひざし)
14861 【季語】 秋日射し 【季節】 三秋


絵に画けば 優しき花よ 曼珠沙華
(えにかけば やさしきはなよ まんじゅしゃげ)
14862 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 恋の話も 二つ三つ
(まんじゅしゃげ こいのはなしも ふたつみつ)
14863 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 捉え所の ない花よ
(まんじゅしゃげ とらえどころの ないはなよ)
14864 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 飛び火の如く 燃えて咲き
(まんじゅしゃげ とびひのごとく もえてさき)
14865 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 最後の一本 生き永く
(まんじゅしゃげ さいごのいっぽん いきながく)
14866 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


茎残る 曼珠沙華にも 燃える血が
(くきのこる まんじゅしゃげにも もえるちが)
14867 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 枯れてしまえば 人も見ず
(まんじゅしゃげ かれてしまえば ひともみず)
14868 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋