丹波栗 焼き方二種の 味比べ
(たんばくり やきかたにしゅの あじくらべ)
15123 【季語】 栗 【季節】 晩秋
末枯し 篠山城に 泪雨
(うらがれし ささやまじょうに なみだあめ)
15124 【季語】 末枯れ 【季節】 晩秋
末枯れ(うらがれ)=草木がうら枯れること。
また、その寂しいようす。
また、その寂しいようす。
晩秋の 篠山市街 色溢れ
(ばんしゅうの ささやましがい いろあふれ)
15125 【季語】 晩秋 【季節】 晩秋
秋雨に 水琴窟の 音消され
(あきさめに すいきんくつの おとけされ)
15126 【季語】 秋雨 【季節】 三秋
水琴窟(すいきんくつ)=日本庭園の装飾の一つ。
手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、
その際に発せられる音を反響させる仕掛け。
手水鉢の 排水を処理する機能をもつ。
水琴窟という名称の由来は不明である。
手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、
その際に発せられる音を反響させる仕掛け。
手水鉢の 排水を処理する機能をもつ。
水琴窟という名称の由来は不明である。
いたるとこ 一面黄色 泡立草
(いたるとこ いちめんきいろ あわだちそう)
15127 【季語】 背高泡立草 【季節】 初秋
泡立草=背高泡立草
川沿いの 桜紅葉の 一列に
(かわぞいの さくらもみじの いちれつに)
15128 【季語】 桜紅葉 【季節】 中秋
石垣に 刻まれし紋 秋愁い
(いしがきに きざまれしもん あきうれい)
15129 【季語】 秋愁い 【季節】 三秋
篠山の 市花はひめゆり 路の蓋
(ささやまの しかはひめゆり みちのふた)
15130 【季語】 百合 【季節】 初夏
篠山市の市花=姫百合、蓋=マンホールの蓋
山の端に 涌き出ずる霧 山揺らす
(やまのはに わきいずるきり やまゆらす)
15131 【季語】 霧 【季節】 三秋
茅葺きの 武家屋敷にも 秋来らし
(かやぶきの ぶけやしきにも あきけらし)
15132 【季語】 秋来る 【季節】 初秋
武家屋敷 構え懐かし 茅の屋根
(ぶけやしき かまえなつかし かやのやね)
15133 【季語】 茅 【季節】 晩秋
櫓田も 赤く染め行く 夕まぐれ
(ひつじだも あかくそめいく ゆうまぐれ)
15134 【季語】 櫓田 【季節】 晩秋
櫓田(ひつじだ)=
ひつじ(刈り取った後に再生する稲)の 生え出た田。
ひつじ(刈り取った後に再生する稲)の 生え出た田。
旅終えて 飲み屋探して 秋の暮
(たびおえて のみやさがして あきのくれ)
15135 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋