俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋の暮

2012年10月08日 | 俳句

久々に シャワーから風呂へ 秋の宵
(ひさびさに しゃわーからふろへ あきのよい)
14888 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋


人もする 一泊二日の 案山子かな
(ひともする いっぱくふつかの かかしかな)
14889 【季語】 案山子 【季節】 三秋


案山子顔 へのへのもへじ 今昔
(かかしがお へのへのもへじ こんじゃく)
14890 【季語】 案山子 【季節】 三秋


動かぬと 思えど変わる 秋の雲
(うごかぬと おもえどかわる あきのくも)
14891 【季語】 秋の雲 【季節】 三秋


咳すれば 骨身に沁みる 夜寒かな
(せきすれば ほねみにしみる よさむかな)
14892 【季語】 夜寒 【季節】 晩秋


あばら骨 見えなくなっても 夜寒かな
(あばらぼね みえなくなっても よさむかな)
14893 【季語】 夜寒 【季節】 晩秋


石段の 割れ目の野菊 根性か
(いしだんの われめののぎく こんじょうか)
14894 【季語】 野菊 【季節】 仲秋


木の葉髪 溜まりに溜まり 惜しいとも
(このはがみ たまりにたまり おしいとも)
14895 【季語】 木の葉髪 【季節】 初冬
木の葉髪=抜け毛


行く道を 見失い知る 秋の暮
(ゆくみちを みうしないしる あきのくれ)
14896 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


秋の暮 見れば増えにし 染みと皺
(あきのくれ みればふえにし しみとしわ)
14897 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


コメント
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