俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋の暮

2012年10月19日 | 俳句

秋暁や 生きる証の 発句かな
(しゅうぎょうや いきるあかしの ほっくかな)
15094 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


時々は 何時何回か 秋天気
(ときどきは いつなんかいか あきてんき)
15095 【季語】 秋天気 【季節】 三秋


案山子との 記念写真 足足らず
(かかしとの きねんしゃしん あしたらず)
15096 【季語】 案山子 【季節】 三秋


転た寝が 夜寝となりて 夜寒哉
(うたたねが よるねとなりて よさむかな)
15097 【季語】 夜寒 【季節】 晩秋


朝寒や 空白み行く 東から
(あささむや そらしらみゆく ひがしから)
15098 【季語】 朝寒 【季節】 晩秋


電線に 止まる秋鷺 風に揺れ
(でんせんに とまるあきさぎ かぜにゆれ)
15099 【季語】 秋鷺 【季節】 三秋


窓の外 幽かに鳴きし 残る虫
(まどのそと かすかになきし のこるむし)
15100 【季語】 残る虫 【季節】 晩秋


三日も過ぎ 太りし月に 惜しみなし
(みかもすぎ ぶとりしつきに おしみなし)
15101 【季語】 三日月 【季節】 仲秋


惜しむとは 昔の心 秋愁い
(おしむとは むかしのこころ あきうれい)
15102 【季語】 秋愁 【季節】 三秋


長月や 予定ある日は 僅かなり
(ながつきや よていあるひは わずかなり)
15103 【季語】 長月 【季節】 晩秋


長き夜や 悶々として 微笑を恋う
(ながきよや もんもんとして えみをこう)
15104 【季語】 長き夜 【季節】 三秋


パソコンの フリーズに馴れて 秋の暮
(ぱそこんの ふりーずになれて あきのくれ)
15105 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


窓越しに 空眺め居る 秋の暮
(まどごしに そらながめいる あきのくれ)
15106 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


臍曲がり 腹も曲がりて 秋の暮
(へそまがり はらもまがりて あきのくれ)
15107 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする