俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋の雲

2012年10月06日 | 俳句

秋風の 通り抜け行く 石舞台
(あきかぜの とおりぬけゆく いしぶたい)
14869 【季語】 秋風 【季節】 三秋


秋風の 堀の周りを 巡りたる
(あきかぜの ほりのまわりを めぐりたる)
14870 【季語】 秋風 【季節】 三秋


秋風や 風が曲がれば 葉も揺れる
(あきかぜや かぜがまがれば はもゆれる)
14871 【季語】 秋風 【季節】 三秋


角切を かくぎりと読む 太陽の子
(つのきりを かくぎりとよむ たいようのこ)
14872 【季語】 角伐 【季節】 晩秋
角伐=鹿の角切り。
奈良公園の鹿の角切りが有名。


秋の陽の 光燦燦 ありがたく
(あきのひの ひかりさんさん ありがたく)
14873 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋


按摩機で 転た寝の最中 秋日射す
(あんまきで うたたねのなか あきびさす)
14874 【季語】 秋日射し 【季節】 三秋


針千本 河豚に指切り そぞろ寒
(はりせんぼん ふぐにゆびきり そぞろさむ)
14875 【季語】 そぞろ寒 【季節】 仲秋
針千本=指切りげんまんの約束を違えた時飲む。
河豚の種類に針千本がある。
どちらも恐い。


あばら骨 洗濯板の 秋の雲
(あばらぼね せんたくいたの あきのくも)
14876 【季語】 秋の雲 【季節】 三秋
今朝の雲は、異常(?)でした。


秋の鳥 喧す鳴きて 地震案ず
(あきのとり かまびすなきて なゐあんず)
14877 【季語】 秋の鳥 【季節】 三秋
喧すし(かまびす・し)= うるさい。やかましい。さわがしい。  
地震=古代、地震は「なゐ」と呼ばれた 。