俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

水澄む

2012年10月07日 | 俳句

希なき 政なき国の 神無月
(のぞみなき せいなきくにの かんなづき)
14878 【季語】 神無月 【季節】 初冬


秋の日や 遊び相手の 来ぬ日々よ
(あきのひや あそびあいての こぬひびよ)
14879 【季語】 秋の日 【季節】 三秋


身に沁むや 雲に覆わる 空模様
(みにしむや くもにおおわる そらもよう)
14880 【季語】 身に沁む 【季節】 三秋


身に沁むや 知りたるよりも 知らぬこと
(みにしむや しりたるよりも しらぬこと)
14881 【季語】 身に沁む 【季節】 三秋


椋鳥の 鳴き過ぎている 今日の朝
(むくどりの なきすぎている きょうのあさ)
14882 【季語】 椋鳥 【季節】 三秋


数匹の 椋鳥啼きて 喧し
(すうひきの むくどりなきて やかまし)
14883 【季語】 椋鳥 【季節】 三秋


嫁の剥く 林檎の甘さ 少し増し
(よめのむく りんごのあまさ すこしまし)
14884 【季語】 林檎 【季節】 晩秋


食卓の おかずの数に 秋旱
(しょくたくの おかずのかずに あきひでり)
14885 【季語】 秋旱 【季節】 三秋


間違えり 第二月曜 体育の日
(まちがえり だいにげつよう たいいくのひ)
14886 【季語】 体育の日 【季節】 晩秋


水澄むや 過去の濁りが 気に掛かる
(みずすむや かこのにごりが きにかかる)
14887 【季語】 水澄む 【季節】 三秋