俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋の旅6

2012年10月13日 | 俳句

雲切れて 晴れ間広がる 秋の旅
(くもきれて はれまひろがる あきのたび)
15020 【季語】 秋 【季節】 三秋


予報では 雨の両日 秋晴れに
(よほうでは あめのりょうじつ あきばれに)
15021 【季語】 秋晴れ 【季節】 三秋


立山の 初冠雪に 感謝感謝
(たてやまの はつかんせつに かんしゃかんしゃ)
15022 【季語】 初雪 【季節】 初冬


中腹に 万年雪も 垣間見え
(ちゅうふくに まんねんゆきも かいまみえ)
15023 【季語】 雪 【季節】 晩冬


大谷の 雪を見てから 二年半
(おおたにの ゆきをみてから にねんはん)
15024 【季語】 雪 【季節】 晩冬
二年半前、信州・黒部の旅で立ち寄った。


再来の 感激再び 秋の旅
(さいらいの かんげきふたたび あきのたび)
15025 【季語】 秋 【季節】 三秋


朋に酒 もとめて嬉し 秋の旅
(ともにさけ もとめてうれし あきのたび)
15026 【季語】 秋 【季節】 三秋


缶ビール 小で十分 いい気分
(かんびーる しょうでじゅうぶん いいきぶん)
15027 【季語】 ビール 【季節】 三夏


湖に 映る立山 秋映る
(みずうみに うつるたてやま あきうつる)
15028 【季語】 秋 【季節】 三秋


ヤマハココ 枝に残りし 二三輪
(やまはここ えだにのこりし にさんりん)
15029 【季語】 * 【季節】 *
ヤマハココ?(枯れていたので)



やっと帰途に就く。
やはり、太陽と雲の句が多いです。

秋の暮 富山名物 防風林
(あきのくれ とやまめいぶつ ぼうふうりん)
15030 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋
帰途に就く。


秋夕日 帰りのバスの 元気なさ
(あきゆうひ かえりのばすの げんきなさ)
15031 【季語】 秋夕日 【季節】 三秋
皆さんお疲れ様。


秋の陽の 雲間より洩れて 高速へ
(あきのひの くもまよりもれて こうそくへ)
15032 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋


気も怠く 足も怠くて 秋陽見る
(きもだるく あしもだるくて あきひみる)
15033 【季語】 秋陽 【季節】 三秋


送電の 鉄塔にも 秋陽射し
(そうでんの てっとうにも あきひざし)
15034 【季語】 秋陽 【季節】 三秋


秋陽でも 元気貰いし 太陽の子
(あきひでも げんきもらいし たいようのこ)
15035 【季語】 秋陽 【季節】 三秋
sun's son


雨雲の 隙を破りて 秋陽射し
(あまぐもの すきをやぶりて あきひざし)
15036 【季語】 秋陽 【季節】 三秋


秋の陽の 光輪の筋 地を照らす
(あきのひの こうりんのすじ ちをてらす)
15037 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋


太陽を まじまじと見て 秋の帰路
(たいようを まじまじとみて あきのきろ)
15038 【季語】 秋 【季節】 三秋


雨雲の 秋の山隠し 近づけり
(あまぐもの あきのやまかくし ちかづけり)
15039 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋夕日 雲の上から 照らし居り
(あきゆうひ くものうえから てらしおり)
15040 【季語】 秋夕日 【季節】 三秋


太陽が 勝ちて眩しく 気も元気
(たいようが かちてまぶしく きもげんき)
15041 【季語】 秋夕日 【季節】 三秋


眩しくて 光々しくて 秋の陽よ
(まぶしくて こうごうしくて あきのひよ)
15042 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋


雨雲が 入道に変わる 秋夕日
(あまぐもが にゅうどうにかわる あきゆうひ)
15043 【季語】 秋夕日 【季節】 三秋


秋の陽は 石川の湾に 沈むのか
(あきのひは いしかわのわんに しずむのか)
15044 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋


日本海 真っ赤に燃えて 秋陽行く
(にほんかい まっかにもえて あきひゆく)
15045 【季語】 秋陽 【季節】 三秋


陽は沈み ビデオに泪の 秋の旅
(ひはしずみ びでおになみだの あきのたび)
15046 【季語】 秋 【季節】 三秋



【巻末】

いちらくや 我は天下の 自遊人
(いちらくや われはてんかの じゆうじん)
15047 【季語】 * 【季節】 *




やっと、終わりました。
2日間、雨の予報を破り、
見学・ハイキングは、快晴に恵まれました。
また、立山の初冠雪にも遭遇できました。
なんと、運のいいことでしょう。
                 自遊人 千秀

秋の旅5

2012年10月13日 | 俳句

秋桜に 女郎花とは つきものか
(こすもすに おみなえしとは つきものか)
14996 【季語】 秋桜 【季節】 仲秋


道すがら 芒の原が 両脇に
(みちすがら すすきのはらが りょうわきに)
14997 【季語】 芒原 【季節】 三秋


すすきの穂 顔をこちらに あいさつし
(すすきのほ かおをこちらに あいさつし)
14998 【季語】 芒 【季節】 三秋


東に 秋空見えて 嫁の笑み
(ひんがしに あきぞらみえて よめのえみ)
14999 【季語】 秋空 【季節】 三秋


車内にて 秋の天気の 祈願する
(しゃないにて あきのてんきの きがんする)
15000 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋景色 曲がりくねりの 登道
(あきげしき まがりくねりの のぼるみち)
15001 【季語】 秋 【季節】 三秋


崩れ落つ 山肌の枯れ木 伐採さる
(くずれおつ やまはだのかれき ばっさいさる)
15002 【季語】 枯木 【季節】 三冬


登り行く 立山連峰 秋走る
(のぼりいく たてやまれんぽう あきはしる)
15003 【季語】 秋 【季節】 三秋


黄葉の 黄の葉の色の 鮮やかさ
(こうようの きのはのいろの あざやかさ)
15004 【季語】 黄葉 【季節】 晩秋


立山の 色はもう秋 秋なのだ
(たてやまの いろはもうあき あきなのだ)
15005 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋見せる 立山杉の 直立す
(あきみせる たてやますぎの ちょくりつす)
15006 【季語】 秋 【季節】 三秋
杉は、真っ直ぐたっていると思っていたが、
立山杉は、直立だと思った。


立山に 大きな秋を 見つけたり
(たてやまに おおきなあきを みつけたり)
15007 【季語】 秋 【季節】 三秋


道脇の 杉の大木 枯れ姿
(みちわきの すぎのたいぼく かれすがた)
15008 【季語】 枯れる 【季節】 三冬


秋姿 称名滝を 遠望す
(あきすがた しょうみょうだきを えんぼうす)
15009 【季語】 秋 【季節】 三秋
称名滝(しょうみょうだき)=富山県中新川郡立山町にある
立山連峰を源流とする滝。
称名滝は、350 mという日本一の
落差を誇る四段構成の滝である。


晩秋の 朱き色増え 尚登る
(ばんしゅうの あかきいろふえ なおのぼる)
15010 【季語】 晩秋 【季節】 晩秋


紅葉の 境の線見え 晩秋と
(こうようの さかいのせんみえ ばんしゅうと)
15011 【季語】 晩秋 【季節】 晩秋


眼下には 紅葉平の 赤く燃え
(がんかには もみじだいらの あかくもえ)
15012 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


立山の 山頂には 初冠雪
(たてやまの さんちょうには はつかんせつ)
15013 【季語】 初雪 【季節】 初冬
立山の初冠雪に出会えるとは。最高の旅。


黄に朱に 紅際立つ 立山よ
(きにあかに くれないきわだつ たてやまよ)
15014 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


連峰の 上には雨雲 秋を突く
(れんぽうの うえにはあまぐも あきをつく)
15015 【季語】 秋 【季節】 三秋


熊笹の 全盛の中 紅葉映ゆ
(くまざさの ぜんせいのなか もみじはゆ)
15016 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


雪山の 手前に湯煙 地獄谷
(ゆきやまの てまえにゆけむり じごくだに)
15017 【季語】 雪 【季節】 晩冬


地獄湯の 温泉に浸かる 秋の旅
(じごくゆの おんせんにつかる あきのたび)
15018 【季語】 秋 【季節】 三秋


湖を 前に弁当 秋旨き
(みずうみを まえにべんとう あきうまき)
15019 【季語】 秋 【季節】 三秋



秋の旅4

2012年10月13日 | 俳句

先導の ガイドの背にも 秋の陽が
(せんどうの がいどのせにも あきのひが)
14972 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋


吊り橋に 風の筋有り 鳶舞う
(つりばしに かぜのすじあり とんびまう)
14973 【季語】 鳶 【季節】 三冬


秋の郷 高き階ほど 煤黒し
(あきのさと たかきかいほど すすくろし)
14974 【季語】 秋 【季節】 三秋
秋の郷=白川郷合掌作りの藁屋


秋の郷 一階鎮座の 囲炉裏かな
(あきのごう いっかいちんざの いろりかな)
14975 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の郷 展示物にも 歴史あり
(あきのさと てんじぶつにも れきしあり)
14976 【季語】 秋 【季節】 三秋


藁屋根の 急なる勾配 雪下ろし
(わらやねの きゅうなるこうばい ゆきおろし)
14977 【季語】 雪下ろし 【季節】 晩冬


合掌の 手の形なり 郷の屋根
(がっしょうの てのかたちなり さとのやね)
14978 【季語】 * 【季節】 *


秋の気が 窓から覗く 白川郷
(あきのきが まどからのぞく しらかわごう)
14979 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の宵 ラーメン大盛り 大苦戦
(あきのよい らーめんおおもり だいくせん)
14980 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋


汗かくに 汗疣の芯に 痒さ有り
(あせかくに あせものしんに かゆさあり)
14981 【季語】 汗疣 【季節】 三夏


秋の旅 心配なのは 体力と
(あきのたび しんぱいなのは たいりょくと)
14982 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋
心配なのは、体力に自信がないことでした。


嫁按摩 コブラ返りの 気を案じ
(よめあんま こぶらがえりの きをあんじ)
14983 【季語】 * 【季節】 *


明日予定 秋山ハイク 気の重し
(あすよてい あきやまはいく きのおもし)
14984 【季語】 秋山 【季節】 三秋


風呂の後 熟睡モード 秋の旅
(ふろのあと じゅくすいもーど あきのたび)
14985 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋


気は軽く 足は重たく 秋の旅
(きはかるく あしはおもたく あきのたび)
14986 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋


白川郷 雪積もる夜に また来たし
(しらかわごう ゆきつもるよに またきたし)
14987 【季語】 雪 【季節】 晩冬


白川郷 世界遺産に 秋思する
(しらかわごう せかいいさんに しゅうしする)
14988 【季語】 秋思 【季節】 三秋
郷の生活は、これでよいのだろうか。



二日目です。
やはり、天気の句が多いです。
目的地は、立山室堂です。

二日目も 曇り空にて 秋の旅
(ふつかめも くもりぞらにて あきのたび)
14989 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋


夜半には 雨雪霰 降った由
(やはんには あめゆきあられ ふったよし)
14990 【季語】 雪 【季節】 晩冬


地獄谷 登山禁止で 極楽に
(じごくだに とざんきんしで ごくらくに)
14991 【季語】 登山 【季節】 晩夏


薄曇る 富山の市街 秋少し
(うすくもる とやまのしがい あきすこし)
14992 【季語】 秋 【季節】 三秋


富山市街 銀杏並木は 黄緑に
(とやましがい いちょうなみきは きみどりに)
14993 【季語】 銀杏 【季節】 晩秋


秋時雨 止んで彼方に 立山が
(あきしぐれ やんでかなたに たてやまが)
14994 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋


色を成す 秋桜畑 風に揺れ
(いろをなす こすもすばたけ かぜにゆれ)
14995 【季語】 秋桜 【季節】 仲秋



秋の旅3

2012年10月13日 | 俳句

待つバスに 戻ると曇る 秋の空
(まつばすに もどるとくもる あきのそら)
14949 【季語】 秋の空 【季節】 三秋


秋の陽は バス窓越しに 輝いて
(あきのひは ばすまどごしに かがやいて)
14950 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋


秋桜の 畑の先に 芒原
(こすもすの はたけのさきに すすきはら)
14951 【季語】 芒原 【季節】 三秋


吊り橋の 下に流れる 秋の川
(つりばしの したにながれる あきのかわ)
14952 【季語】 秋の川 【季節】 三秋
吊り橋=想い出橋


吊り橋の 揺れに秋思 出会い橋
(つりばしの ゆれにしゅうし であいばし)
14953 【季語】 秋思 【季節】 三秋
秋思=秋に感じるものさびしい思い。


用水路 流れも早き 秋の水
(ようすいろ ながれもはやき あきのみず)
14954 【季語】 秋の水 【季節】 三秋


展望台 登れば流る 秋の汗
(てんぼうだい のぼればりゅうる あきのあせ)
14955 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋桜の 畑中にある 案山子展
(こすもすの はたなかにある かかしてん)
14956 【季語】 案山子 【季節】 三秋


記念にと 案山子の中に 嫁混じる
(きねんにと かかしのなかに よめまじる)
14957 【季語】 案山子 【季節】 三秋


バスの窓 椋鳥の糞 一二滴
(ばすのまど むくどりのふん いちにてき)
14958 【季語】 椋鳥 【季節】 三秋


秋思せり シートベルトの 解き忘れ
(しゅうしせり しーとべるとの ときわすれ)
14959 【季語】 秋思 【季節】 三秋


ミンチカツ 秋の飛騨牛に 舌鼓
(みんちかつ あきのひだうしに したつづみ)
14960 【季語】 秋 【季節】 三秋
白川郷バス駐車場の飛騨牛のミンチカツ美味でした。


ミンチカツ ホクホクとして 秋の味
(みんちかつ ほくほくとして あきのあじ)
14961 【季語】 秋 【季節】 三秋


濁酒の アイスクリームに 秋に酔い
(どぶろくの あいすくりーむに あきによい)
14962 【季語】 秋 【季節】 三秋


店頭で アイス食べれば 客の増え
(てんとうで あいすたべれば きゃくのふえ)
14963 【季語】 アイスクリーム 【季節】 三夏


蓮池の 先に秋桜畑 芒原
(はすいけの さきにこすもす すすきはら)
14964 【季語】 芒原 【季節】 三秋


郷の秋 階数にみる 貧富の差
(さとのあき かいすうにみる ひんぷのさ)
14965 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋風の 通り抜く筋 藁屋にも
(あきかぜの とおりぬくすじ わらやにも)
14966 【季語】 秋風 【季節】 三秋


期待ほど 紅葉少なく 秋遅し
(きたいほど こうようすくなく あきおそし)
14967 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


せせらぎの 緩みし所 秋の鯉
(せせらぎの ゆるみしところ あきのこい)
14968 【季語】 秋の鯉 【季節】 三秋


ため池に 群がり泳ぐ 秋の鯉
(ためいけに むらがりおよぐ あきのこい)
14969 【季語】 秋の鯉 【季節】 三秋


秋水車 耳を澄ませば モーター音
(あきすいしゃ みみをすませば もーたーおん)
14970 【季語】 秋 【季節】 三秋


興覚めや 郷を二分する 秋思道
(きょうざめや さとをにぶする しゅうしみち)
14971 【季語】 秋思 【季節】 三秋



秋の旅2

2012年10月13日 | 俳句

旅の順番に、掲載している。
まだ、行きのバスの中で、流れる景色を創句。
太陽、雲の句が多い。
天気予報では、両日、雨が降るらしかったが、、、。


美濃関の 店の名忘れ 秋旱
(みのせきの みせのなわすれ あきひでり)
14927 【季語】 秋旱 【季節】 三秋


目覚めれば 天気晴朗 秋日和
(めざめれば てんきせいろう あきびより)
14928 【季語】 秋日和 【季節】 三秋


うすもみじ ちらほら見えて 白川郷へ
(うすもみじ ちらほらみえて しらかわへ)
14929 【季語】 うすもみじ 【季節】 仲秋


幾つもの トンネル抜けて 秋の色
(いくつもの とんねるぬけて あきのいろ)
14930 【季語】 秋 【季節】 三秋


刻々と 深まり行きし うすもみじ
(こくこくと ふかまりゆきし うすもみじ)
14931 【季語】 うすもみじ 【季節】 仲秋


身を寄せて 曼珠沙華の 崖に咲く
(みをよせて まんじゅしゃげの がけにさく)
14932 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


秋の山 古城の見えし 下呂の町
(あきのやま こじょうのみえし げろのまち)
14933 【季語】 秋 【季節】 三秋


眼下には 曲がりくねりし 秋の川
(がんかには まがりくねりし あきのかわ)
14934 【季語】 秋 【季節】 三秋


遠き山 色淡くなりて 霧に消ゆ
(とおきやま いろあわくなりて きりにきゆ)
14935 【季語】 霧 【季節】 三秋


陽を受けて 緑浮き立つ 秋の山
(ひをうけて みどりうきたつ あきのやま)
14936 【季語】 秋 【季節】 三秋


三角錐 直立不動の 秋の杉
(さんかくすい ちょくりつふどうの あきのすぎ)
14937 【季語】 秋 【季節】 三秋


芒穂に 混じりて咲きし 女郎花
(すすきほに まじりてざきし おみなえし)
14938 【季語】 女郎花 【季節】 初秋


芒原 ちらほら見えし 紅葉よ
(すすきはら ちらほらみえし もみじばよ)
14939 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋
もみじば


山肌の 紅葉の朱の きつくなり
(やまはだの もみじのあかの きつくなり)
14940 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


紅葉も 木々の先ほど 朱く燃え
(もみじばも きぎのさきほど あかくもえ)
14941 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


右左 晴れと曇りの 秋の空
(みぎひだり はれとくもりの あきのそら)
14942 【季語】 秋 【季節】 三秋


山肌は 黄色く朱く 秋風情
(やまはだは きいろくあかく あきふぜい)
14943 【季語】 秋 【季節】 三秋


黄葉も トンネル口は 朱み増し
(こうようも とんねるぐちは あかみまし)
14944 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


秋の昼 飛騨トンネルの 由来聞く
(あきのひる とびたとんねるの ゆらいきく)
14945 【季語】 秋の昼 【季節】 三秋


白川郷 トンネル出ると 薄原
(しらかわごう とんねるでると すすきはら)
14946 【季語】 薄原 【季節】 三秋


白川郷 薄も尖り 背の高く
(しらかわごう すすきもとがり せのたかく)
14947 【季語】 薄 【季節】 三秋


白川郷 着けば陽が差す 秋天の気
(しらかわごう つけばひがさす しゅうてんのき)
14948 【季語】 秋天 【季節】 三秋



やっと、白川郷へ着きました。

秋の旅1

2012年10月13日 | 俳句

10月10,11日 と
「世界遺産・白川郷と
紅黄の絨毯・ゆっくり立山室堂ハイキング」に参加した。
その際の創句を掲載する。
また、写真も準備出来次第、掲載したい。

【巻頭】
秋求め 一泊二日の 旅に出る
(あきもとめ いっぱくふつかの たびにでる)
14907 【季語】 秋 【季節】 三秋



秋の旅 待合に嫁 先導す
(あきのたび まちあいによめ せんどうす)
14908 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋


待合は ジジババばっかの 秋愁い
(まちあいは じじばばばっかの あきうれい)
14909 【季語】 秋愁 【季節】 三秋


喧し ジジババパワー 秋旱
(かまびすし じじばばぱわー あきひでり)
14910 【季語】 秋旱 【季節】 三秋


空に咲く 白曼珠沙華 かすれ消ゆ
(そらにさく しろまんじゅしゃげ かすれきゆ)
14911 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


乱立の ビル街に差す 秋日映ゆ
(らんりつの びるがいにさす あきびはゆ)
14912 【季語】 秋日 【季節】 三秋


秋の日の 眩しさ強く 安堵する
(あきのひの まぶしさつよく あんどする)
14913 【季語】 秋の日 【季節】 三秋


行く手には すじ雲淡く 秋感ず
(ゆくてには すじぐもあわく あきかんず)
14914 【季語】 秋 【季節】 三秋


眠たさに 眩しさ加え 秋の旅
(ねむたさに まぶしさくわえ あきのたび)
14915 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋


秋の旅 予定に多い バス移動
(あきのたび よていにおおい ばすいどう)
14916 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋


目覚めれば 天を覆う雲 秋見えず
(めざめれば てんをおおうくも あきみえず)
14917 【季語】 秋 【季節】 三秋
秋 空き 飽き


ひ弱なり 防風林の 松手入れ
(ひよわなり ぼうふうりんの まつていれ)
14918 【季語】 松手入れ 【季節】 晩秋


雨雲の 重く垂れ込め 秋思とや
(あまぐもの おもくたれこめ しゅうしとや)
14919 【季語】 秋思 【季節】 三秋
秋思=秋に感じるものさびしい思い。


雨雲の 山に掛かりて 霧となり
(あまぐもの やまにかかりて きりとなり)
14920 【季語】 霧 【季節】 三秋


行く手には 明るさもあり 秋の雲
(いくてには あかるさもあり あきのくも)
14921 【季語】 秋の雲 【季節】 三秋


霧掛かる 山々の色 水墨画
(きりかかる やまやまのいろ すいぼくが)
14922 【季語】 霧 【季節】 三秋


ワイパーの 動きなく今だ 秋曇り
(わいぱーの うごきなくいまだ あきくもり)
14923 【季語】 秋曇り 【季節】 三秋


また寝れば 晴も戻るや 秋の旅
(またねれば はれももどるや あきのたび)
14924 【季語】 秋の旅 【季節】 三秋


雲好きも 雨雲除くと 知りし秋
(くもずきも あまぐものぞくと しりしあき)
14925 【季語】 秋 【季節】 三秋


木曽川の 煌めきに見る 秋の凪
(きそがわの きらめきにみる あきのなぎ)
14926 【季語】 秋の凪 【季節】 三秋