松本の街が黄沙に沈んでしまった。
北アルプスの稜線もかすかである。
マウスもテンキーもAC電源も裏返すと全てにchinaの文字がみえる。
今年も黄土地帯からはるばる黄沙がやってきた。
黄沙の故郷に一度は行きたいと思っている。
西方に広がる大砂漠から数億年をかけて風に運ばれた黄土が、厚さ数十メートルにも堆積されている。
この黄土が水に流れ黄河となり、風に吹かれて黄沙となる。
黄沙は様々な気象条件が合致して早春のころ日本にやってくる。
一般に言われている春霞み も、その一因を黄沙が担っているのかもしれないと思う。