霜柱の立つ水辺に、水芭蕉が白い仏炎苞を少しのぞかせた、これは例年より1週間ほど遅い様に思う。
夜明け前 山の端にかかる二十日月の色が妙に赤みを帯びていて、ふと遠くの原発を思った。
今日から新卒者2名の入社に合わせて、中途入社4名を加えた新人研修会が始まった。
「会社の歴史と変革」と「医療機器の歴史」が相も変わらず私の指定席である。
簡単な資料を作って配布する、社内資料は基本的に裏紙を使う。
「裏紙を使うと1枚でどのくらい経費の節減ができると思う?」と聞いた。
3円から5円という答えだった、正しい答えの導き方は私も判らないが、単純にいえば新紙1枚は約50銭である。
3枚綴りを6組印刷して18枚、1枚50銭で9円の節約ができたことになると話した。
顔ぶれを見ると、落ちている10円玉は蹴飛ばすようにも思えたので特に強調した。