常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

遅い春

2011年03月23日 | 季節の便り

休眠中の任意団体を整理し、残金を社会福祉協議会に寄付する事になったので、本部のある長野市に向かった。

冷たい風が吹いて山岳は厚い雪雲に覆われ、高速道路の電光掲示は「ユキ注意」の文字が光り、平地の空は明るいのに、時折視界を遮る様な吹雪が襲った。

今年の春は遠い。

型通りのセレモニーが終わった後の懇談は、東北関東大震災等の災害に集中した。

あまり報道されないが、同時期に発生した長野県北部地震も大きな被害をもたらした。

しかし M9の蔭に隠れてしまったのだろう、その実態は意外に知られていない。

社共からは被災地に5名の職員が出向き交代で泊まり込み、避難住民への様々な対応に専念しているという。

栄村は新潟県境に位置する豪雪の村で、秘境秋山郷でしられる。

「三陸海岸の惨状に比べたら幸せだ」といいながら遅い春を待っている。

 

 

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