常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

前向きにひたすら前向きに

2011年03月21日 | 季節の便り

福寿草の明るさはお日様の明るさである。

6月に計画されているイベントが東北関東大震災の発生を期に見直しを迫られている。

昨日の会議で、規模縮小して無難に開催する事より、リスクを覚悟して災害支援に役立つ大会を企画実行することを採択した。

実行に至る困難が山積していようとも、このことにより被災地の方々に貧者の一灯が献じられたら嬉しい。

 

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黄沙に沈む街

2011年03月20日 | 季節の便り

 松本の街が黄沙に沈んでしまった。

北アルプスの稜線もかすかである。

マウスもテンキーもAC電源も裏返すと全てにchinaの文字がみえる。

 今年も黄土地帯からはるばる黄沙がやってきた。

 黄沙の故郷に一度は行きたいと思っている。

西方に広がる大砂漠から数億年をかけて風に運ばれた黄土が、厚さ数十メートルにも堆積されている。

この黄土が水に流れ黄河となり、風に吹かれて黄沙となる。

黄沙は様々な気象条件が合致して早春のころ日本にやってくる。

一般に言われている春霞み も、その一因を黄沙が担っているのかもしれないと思う。

 

 

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後出しじゃんけん

2011年03月19日 | 季節の便り

 

暑さ寒さも彼岸までという通りで、少し春めいた風が吹き、風は黄沙を運んできた。

困難に立ち向かうリーダーの難しさを思う。

何も分からず向う見ずに立ち向かうことを蛮勇というらしい。

しかし 恐れ戦いて、尻込みしていたのでは前に進まない、結果の非難を恐れず実行する事は勇気が必要だろう。

後出しじゃんけんは不公平だ。

人類史上初めての試練ではないだろうか。

 

 

 

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なんだ坂 こんな坂

2011年03月18日 | 季節の便り

堀端の道

3月16日は彼岸寒波に覆われて寒中のような風が吹いた。

帰宅にあたり、自転車の坂登りに挑戦した、距離は約5k標高差50メートルの登り勾配があり、自転車通勤には不適な地形である。

今回は電動アシストに頼ったから危惧する事は何もない。

走り始めの3Kは平坦で防寒具も気にならなかったが、ペタルを踏む足を休めることができない。自走の乗り物に慣れた身にとって、この当たり前のことが体力的に大変なことが判った。

歩行時とは全く別の筋肉を使ったのだろう15分で限界がきた。

自転車を止めて降りた途端、膝が崩れる様な感覚がして道端に座り込んでしまった。

何たる無様 我が身の不甲斐なさに吃驚した。

しばらく休憩し、不自然だったサドルの高さを変えた。

このあたりから急な坂が続く、自転車交通が盛んだったころ、年配者はこの辺りから自転車を押して行く人が多かった。

気を取り直してペタルを踏み込んだ、数分の休憩がこれほど体力回復に役立つとは知らなかった。「なんだ坂 こんな坂」軽く家に着いた。

 

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原子炉の火

2011年03月17日 | 季節の便り

御神木

消した筈の原子炉が燃えている。

 そのことが良くわからない。

冬の暖房が唯一炬燵だった時代、持山の雑木薮(ブッシュ)を刈り取って炭を焼き、炬燵の燃料消炭を作った。

炭焼きは、地面に掘った窪地に刈り取ったブッシュをうず高く積み上げて火を放つ。

ブッシュは生木だけれど白煙を噴きあげて勢いよく燃え上がり、焚き木の山は瞬く間に低くなる。

そこを目がけてブッシュの束を際限なく投入れる。

刈り取り用意した膨大なブッシュの束が燃え尽きると、手早く消火作業に掛かる。

消火は、はるか下を流れる小川からくみ上げた貴重な水を使う。早く消さないと灰になってしまう。

完全に消え、炭が冷えたことを確認し袋に入れて山を下る。

家に運んだ炭袋は、絶対軒下に積み上げてはならない、類焼物のない庭の真ん中に放置する事が鉄則である。

炭の芯に残っていた微量な火種が息を吹き返し、三日後に家が全焼した事例があった。

消した筈の原子炉が燃えて騒然としている、それが何を引き起こすのか誰も判らない。

知っていても言わないのかもしれない。

 

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春は自転車に乗って

2011年03月16日 | 季節の便り

松本城公園の梅

自動車燃料の品薄が深刻化したのを機会に自転車通勤を始めることにした。

 まず初日は通勤車を駐車場に置き、50分かけて帰った。

街道は半月が中天にかかり程良く明るい、姿勢を正して兵隊さんのように歩いた。

 

寝る前に自転車のバッテリーを充電機の上に置いた、目が覚めるまでに充電されるだろう。

翌朝 天気晴朗にして風はさわやか、自転車通勤初日に相応しい日である。

 

物置から自転車を引き出して埃を払いバッテリーをセットし、タイヤに空気を詰めた。

 

通勤往路は下り坂が続く、アシストのスイッチを切断しても自転車はグライダーのように走り続ける。

 

自転車は歩道を走っている、それが違法かどうわからないが、渋滞の車列を横目にグングン走る、途中でアシストスイッチをオンすると自分の脚力が一気に10倍に上がった様に思える。

 

車通勤とほぼ同時間で走り抜けた。

 

夕刻になって退社時 飲酒を伴う宴席があって自転車は玄関の中に入れた、程度の良い自転車?は狙われるらしいから。

 

タクシーで帰宅し、出勤はママタクシーに乗った。

 

今日の帰宅は自転車で坂道を登る、そのためのアシストである、なんだ坂こんな坂と一気に登りつめる心意気はある。

 

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2011年03月15日 | 季節の便り

北門大井戸

北馬場柳の井戸

松本市内は良質な地下水が豊富で、自噴して流れ出る井戸が点在している。

北門大井戸、柳の井戸、源池の井戸など名だたる銘泉が豊かな水を流し続ける。

厳寒期は湯気が出る暖かさを、酷暑は手が切れるように冷たい、年間を通して変わらない水温が外気温によって感じ方が違うことも驚きである。

毎日ペットボトルで汲みにくる人がいる、お茶、コーヒー、炊飯、飲料水はこの水に限るとほほ笑んだ。

「この泉は天然の泉で人手は全く加えてありません、水質検査の結果は下表のとおりです」とあり、飲むなとも、飲めとも書いてない。

水道水か店頭に並ぶペットボトル以外 安全のお墨付きが出せない事情もわかるつもりだ。

両手をひしゃくにして北門大井戸の水を飲んだ、水に旨いと不味いがあることは確かである。

 

 

 

 

 

 

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石油はどこに消えた?

2011年03月14日 | 季節の便り

 雪中花

ガソリンスタンドの地下タンクが軽くなった。

補給するタンクローリーが来ないという、どうして来ないか?諸説が飛び交う。

給油は1日1回10リットルの配給だ。値段の交渉などできるわけがない、言い値である。

それでも タンクにある間はいいけれど 無くなったらどうする パニックが走る。

会社に商品が入荷しない、理由を聞くと、驚いたことに燃料がなくてトラックが動かないのだそうだ。

一体全体199日分の国家備蓄はどこへ消えたのか、災害4日目にしてこの有様である。

石油はどこに消えた? 誰か教えてください。

 

 

 

 

 

 

 

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大規模災害

2011年03月13日 | 来し方

アヅマイチゲ

国家の行く末を憂いた、あれほどの論客が何故沈黙してしまったのだろう。

今こそ立つべき時ではないのだろうか 国会の先生方よ

あの博識と叡智をもって、何故国難に立ち向かわないのだろう。

あなた達の良識が、実戦に役立たない犬の遠吠えとは思いたくない。

昨年より3日遅れてアヅマイチゲが咲いた。

 

 

 

 

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これは惨いことになっている

2011年03月12日 | 防災

激震 津波被災地の方々にお見舞い申し上げます

 

名古屋での会議を済ませ宿泊し、翌日から御殿場で開催される二日がかりの研修会に出席予定で、昨日の午後松本を出た。

途中地震発生のため安全確認停車や徐行運転の影響で45分遅れとのことだった。

会議に間に合わないと判断し、30分程遅れることを電話で知らせた。

車内放送での乗り継ぎ案内で「地震のため東京 静岡間はすべての新幹線が止まっています」と繰り返しアナウンスがあり、それなりの地震があったんだと軽く思った。

会議場には15分遅れで駆け込み、東京からの参加者が欠席のまま会議を終わった。

料亭で懇親していた時、立て続けに出席者の電話が鳴った。

御殿場の研修会中止というかみさんからの連絡なのだが、携帯電話が一時全く通じなかったらしい。

心配したかみさんが、会議出席者の会社に、固定電話で私への連絡を要請したらしい。

9時ごろ予約の駅前ホテルに入った。

驚いたことに空き室を求める人でロビーがごった返している。

部屋に入ってテレビで初めて地震の規模を知った。

家や車が木の葉のように浮いて流れる様子に思わず戦慄が走った。

海水が大河となって、大型船が流れに乗って街の中を突っ走って行く。

オーイだれか止めてくれ

 

 

 

 

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