酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

あがる酒。

2014-10-25 | 酒風景
自転車が無くなり
被害者意識が癒えぬ二日目。
だからといって呑まぬ理由はないので、近頃つい足が向かう立ち呑みへ。


正雪 純米 秋あがり (静岡)

しょうせつ、と読みまする。傷心ゆえ選んだのは優しい味のする酒だった。
これをぬる燗で、ゆるゆると味わう。

ラベルにうっすらと記してある「秋あがり」。いわゆる冷おろしのことだ。
もともと秋に味が上がるという意味もあるのだろうが
陰なる言葉を嫌う(ほらスルメをアタリメと言ったりする)関東だから
おろしと言わず「あがり」と呼ぶ、そういう因縁もおもしろい。

これで気持ちも上がればよいのだが。

今頃あの自転車はどうしているだろう。
窃盗団の手によって、船で異国に向かっているのであろうか(仮説)。


そうそう、わさびの具合であるが
びっこを引きながらも食欲旺盛、ひとまず元気な様子です。
ご報告まで。