酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

日本酒「栗山英樹」。

2023-07-03 | 旨かった話

頂いた酒にびっくり。

あっても不思議はないよなと思っていたが、ほんとにあってびっくりしたという話。
北海道は栗山町の酒蔵が醸した、栗山町だけで販売される品。

二刀流のスターを生み出し、WBAでは侍JAPANを優勝に導いた名将。
苗字と同じ町に縁を感じ、映画を見て憧れた野球場をそこに造った。
ラベルには芝の美しい球場が描かれ、Field of Dreams(映画タイトル)の文字が。

酒は、実直な香味、すっと呑めるのに味わいしっかりタイプ。

ヤクルトで現役の頃は、今でいうイケメンの人気者。
昔々、つき合ってた彼女が彼のファンだった(当時はアイドル的存在)。野球なんか知らないのに(笑)ナイター中継を観て応援してた。その頃自分は巨人ファン ^^; 事態は複雑だった。


サクサクしょうゆアーモンド。

2023-04-21 | 旨かった話

希少な我が飲み友達のひとり、日本酒大好き女子からの頂きもの。
一度食べてみたらあまりに美味しくて「リピートしたから1個あげる」と、なんていい人。

食べるラー油みたいなもん?

使い方は似てるかも。まずは冷奴で試してみてと言われやってみた。

豆腐が少な!(信用してないわけじゃないけど、まさに試食の量だな)

でも・・おおっ美味しいよコレ。
ほんと、サクサク感がいいね。で、フライドガーリックとか、かなり好み。
確かに豆腐と香ばしきマリアージュ。
しょうゆと言いながら、ただの醤油味じゃない、それがエライとこ。

なにげに検索してみたら、使い方(レシピ)も多彩な、なかなかの万能調味料ぶり。
何か作ってみようかと、ただいま画策中。

ちなみにプライスが分かって、改めて頭が下がる私であります^^;


生そうめんを食す。

2023-02-27 | 旨かった話

え、そうめんを茹でずに生でバリバリ食べる?
とか、そんなボケは要らないよね(なら書くな)。

数年前に、とある和食の店で食べたのが多分お初だと思う。
そうめんが旨かったのか、店の味が旨かったのかは分からないが、印象に残ったのは確か。

それが証拠に、近所のおにぎり屋の「生そうめん」始めました的なポスターに、すぐに飛びついた。

どれどれ。

鶏めんだとか、何だとかいろいろな中にあった「ゆず」というのをお願いした。
いわゆる、柚子の香りがしますよ~というものだろう。

ああ、やっぱり告白しようかな。
先に書いた、和食屋で初めて食べたとき、実は自分、生そうめんって何か分からなかったんだよね(^^;
で、お店の方に尋ねましたよ。どういうものですか、と。

茹でてないそうめんです。

なんて、勿論言うはずもなく、製麺後に乾燥させてないそうめんですと教えてくれた。
なるほど、そうめんって、つるして乾燥させてる様子をよくテレビなんかで見るけど、あれをやってないってことね。

どことなく透明感があるような、ないような、すいません。乾燥させたものと生の違いは分かりません。
が、食感は、もっちりつるつる(この辺りが、乾麺とは違うところかなぁ)。のど越しも穏やかに、何とも美味。
また、頼んだ柚子のやつはお出汁の香りもよく、そうめんを引き立てるね。

改めて、というか実感を新たにし、生そうめんが気に入った日。と相成り候。


アンキモに、季節の移ろいを思う。

2022-11-25 | 旨かった話

先日、馴染の店でアンキモを頂いた。
そうか、そんな季節になったんだねえ。11月、いや、もう12月になる。
先代のおやじさんが亡くなったのも、昨年の今時期だった。

ともあれ、今シーズン、初めて作ってみたから食べてみてと言う。

鮮度よし、蒸し加減も申し分なし。
まったりというより、ぷるふわな食感が堪らない。

ので、酒が進んで困る。

アンコウはよく「海のフォアグラ」と言われたりするが、それ、自分は釈然としない。

だって、フォアグラは(アヒルは)養殖。アンコウは天然だ。
決して天然主義というわけではないが、同類扱いするのはいかがなものか。

とか何とか、いつも呑むとこの話をしているな ^^;


スパカツ。

2022-11-01 | 旨かった話

ご存じですかね。

どうやら北海道は釧路市の郷土料理とされるものらしい。
パスタ、カツレツ、ミートソースを盛った鉄板料理というのが正統派とされるとかなんとか。

いうなれば、ライス・カツ・カレーのカツカレーの、スパゲッティミートソース版?
まあ、びっくりするようなもんじゃないよね。と思いつつも食べたことないぞ。

近所にある洋食屋というかダイナーがそれを出す。
なにせ、もともとが旨い店だから、味に疑いの余地はない。

どうせ、カツカレーの・・・

いやいや、これはコレだ。

新発見。トンカツとカレー、よりミートソース。こっちの方が全然しっくり来るな。
とりわけ、この店のミートソースはまろやかで、しっとりしたもも肉のカツにとても相性が良い。
ソースの酸味が強いとこうは行かないぞ、というあたりをこの店はよーく抑えているとお見受けする。

なので、見た目がっつり系でボリュームありげだが、思いのほかおだやかで優しい。

そうか、この点はライスとスパゲッティの差。

パスタの方が体にすっと馴染むからだろうか。

ともかくは、身近な店に、こんな美味しいものがあったとは。
いつもカレーばかりの(だって美味しいんだもの)メニュー選びをちょっと悔いた、ある秋のランチのことでした。