酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ヒラタケと豚ばらのとじ

2022-10-26 | こしらえた話。

年中同じ環境(菌床で)で栽培しているのに、秋期になると不思議とよく育つんだ。
と、いつもこの時期になると、いつぞや出会ったキノコ生産者さんのロマンチックな言葉を思い出す。

ので、キノコが食べたくなる日が多い、ロマンとは無縁に食欲だけの私である ^^;

 

あ、これはその生産者さんのキノコではない(そこらで売ってる)のでご了承ください

それにしても、その言葉を思うと、旨さもひとしおなのである。
味わうのはヒラタケ。シメジでもいいんだけど、ヒラタケのムチムチ感が豚の脂と相性が良い(ように思う)ので。

また、豚ぬきでふつうのキノコとじってのも旨いけど、食欲の秋ってことで食べ応えを添えてみた次第。
ちなみに下は豚ぬき。

冷凍庫に豚ばらのストックがあったよなと料理を始めてみれば、ああ勘違い。仕方ないから普通の卵とじにしたなんて話は誰にも言えない。

 

【材料】1~2人分

・ヒラタケ 1パック(100g~150g)
・豚ばらスライス ヒラタケの重さの1/2(4~5cmに切る)
 ※下茹をしてアクを除いておくべし
・卵 1個
  ※ヒラタケと脂の風味を味わいたいので卵は少な目でやってみた
・めんつゆ 「煮物」の濃さに加水して1カップ

【作り方】

今回はヒラタケが130gだったので豚バラは70g弱使いました

1.ヒラタケを食べよく切る(手で裂いた方が味が入りやすい)
2.鍋にめんつゆを沸かし、ヒラタケと下茹でした豚バラを煮る
3.火加減はそのままに、溶き卵を流し入れ、ほんわかと固まったら出来上がり
4.好みで山椒か七味をふって香り良く味わうべし

豚の下茹でについては、私のレシピ専用ブログで触れています

 


ツマミなおにぎり

2022-10-18 | こしらえた話。

法事の何かですかー?みたいな絵になっちゃった(笑)
どうも華やかにするのが苦手な私です。

だが、うまいのだ。酒が進む。
これね、晩酌の締めのゴハンじゃなく、ツマミなのだよ。
なんて言うと、コメで酒ですかぁと仰る方もいらっしゃるかもだが、どうぞスルーを。

まあ、おにぎりとすれば米に味付けは必ずしの必要はないのだが、我が家ではこういう時、出汁(普通に昆布ベースで)で炊く。出汁が用意できなきゃ顆粒のあれでも。で、1合に対して醤油を大さじ1。
これをツマミ的に、ピンポン玉くらいの大きさに握る。
好みですが、大葉とか、とろろ昆布を飾るのは大いにアリ。

今回の中身はこんな感じ。

左上から鮭(この時はフレークにマヨをからめて)、のり佃煮、福神漬け、梅干し。ひどくお手軽(笑)

より和食っぽくこだわるなら、シソ味噌とかわさび漬けとか時雨煮とか。でもハードル上がっちゃうでしょ。
まあ、酒のアテになるものなら何でもいいので気軽に楽しむべし。

コンビニのおにぎりをヒントに、ツナマヨとかもいいのだが、汁気が多いのはおにぎりが崩れます(笑)
なにせ小さいので。

そう、小さいので油断しがちだが、ふつうのおにぎりより食えます。
ご注意を(笑)

 


鶏煮込みで知るトマトの力。

2022-10-10 | こしらえた話。

いわゆる鶏のトマト煮をこしらえた。

自画自賛、恐縮ながらけっこう旨い(個人的にはかなり旨いと思ってる)。

勝因はトマト。これに尽きる。
前記事の炒め物も同様。皮ごとざくざくと切った完熟トマトをぶち込む。
日差しを浴びたトマトは皮が厚いので、火が入るとぺろっと剥ける。それをちまちまと取り除くという面倒は避けられないが、トマトの旨味は皮と味の間にあるそうな。
だから、もしも畑の完熟でトマトソースを作るときは、皮を湯剥きせずに皮ごと刻んで、ザルなどで裏漉ししてから煮詰めると良い。
良いらしい、と「らしい」を付けないのは、これ体験談なり。

今回は、ワインを使わず酒と味醂を。

トマトは缶のイタリアントマトじゃなく、我が生家の旬(の名残)のもの。
これ、和食の定義に合致する。

そう思うと、味わいはひとしおだ。

 


残った獅子唐で炒め物。

2022-10-05 | こしらえた話。

料理を中心に置かず、なんとなく余白を作った撮り方。料理以外に何か、たとえば人の動きを予感させるものとか、そんなのがないと映えないね。意味なかった(^^;

で、獅子唐残すなよ、って話なんだが、あれ1パックって何を基準にした量なんだろ。
パックもいろいろなサイズがあるよな。

とかなんとか、料理の添えに使いたいと買った1パック。当然残った。ちなみに中サイズ9本。
どうしてくれようかと考えたら、ベーコンも使いかけが残ってた。トマトも1/2個ある。卵もあった。

ということで、まとめて炒めてみたら、確かこういう料理あるよね、というものが出来た。
期せずして赤・青・黄色がキレイ(笑)

ちなみに、トマトは路地もの完熟。とても旨味がある。
ので、味は塩コショウだけで試してみたら、いわゆる、自然の味ってやつだね、トマトの旨味が良い塩梅でとても美味しくなりましたとさ。

作り方?

炒め物に作り方も何もないよ(笑)
強いて言うなら、卵は最初にさっと炒めて、ちょっと火が入ったくらいの半熟状態で一旦取り出すべし。
そして、ベーコンと獅子唐を炒めて軽く塩コショウ、それらに熱が入ったら酒大さじ1/2をふってトマトを加える。トマトが温まってきたら例の卵を炒め戻す。だけ。
この場合は、ベーコンをよく炒めて脂を引き出しその旨味で・・・とか必要ないから獅子唐と一緒に炒めて構わないと思う。
何もないと言いながら、語ったなオマエ(笑)

そうすると、卵が焦げたり、ぼろぼろになったりせず、見た目がよろしい。卵の風味もちゃんと香る。
この手技、ニラ玉なんかにも有効なり。

さっきの画像、せっかく余白があるから文字入れてみた(笑)

こんなんでいかがでしょ(笑)